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トヨタの電動化戦略:次世代BEVの生産工程を半減

航続距離1,000kmのBEVを2026年に投入、電池の選択肢も拡大

要約

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2023年4月の上海モーターショーで世界初披露したbZ Sport Crossover Concept

 本レポートはトヨタの電動化戦略について、乗用車のEV、PHEVを中心に最近1年間の動向を報告する。


 2023年5月に次世代BEVの開発と事業を加速させる専任組織、BEVファクトリーを新設。ワンリーダーの下、「開発・生産・事業」全てのプロセスを一気通貫で行うことで、「クルマ」と「モノづくり」を変革していく。6月には「Toyota Technical Workshop」を開催し、次世代BEVの生産に向けて、より具体的な技術内容を紹介した。

 「クルマ軸」では、次世代電池の採用と極超音速空力技術の融合で航続距離1,000kmを実現したBEVを2026年に投入、全固体電池は2027~2028年の実用化を目指す。「モノづくり軸」では、従来数十点の板金部品で作っていたものをアルミダイキャストで一体成形するギガキャストを開発。また組立中の車が自走して移動するラインの開発を進め、コンベアのない自由度の高い工場を実現し、量産車の生産準備期間・生産工程・工場投資などを従来の1/2に効率化することを目指す。

 米国・中国・欧州では次世代BEVの準備と並行して、性能をさらに磨いたbZシリーズを中心にモデルラインアップを大幅に拡充していく。Lexusは2023年3月にEV専用モデルRZと航続距離を512kmに延長した改良型UX300eを発売し、EV化戦略を本格始動させた。PHEVはEV航続距離を200km以上に延ばすなど開発により力を入れる方針。また最近では新型アルファード、Lexus TXなど大型車PHEVの投入を発表している。

 

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