上海モーターショー2021:北汽、長安、広汽、奇瑞

北汽はHuaweiとの共同開発モデル、広汽Trumpchiと合創ブランドは新型車、奇瑞はコンセプトモデルを発表

2021/05/17

要約

奇瑞汽车展台
奇瑞汽車の展示ブース

 2021年4月19日、第19回上海モーターショー(会場:国家会展中心、National Exhibition and Convention Center)が開幕した。4月19日と20日はプレスデー、4月21日~23日は業界向けの公開、4月24日~28日は一般公開となった。本レポートでは引き続き、北京汽車(以下、北汽)グループ、長安汽車、広州汽車(以下、広汽)グループ、奇瑞汽車の展示内容を、新エネルギー車(以下、NEV)モデルを中心に一部ガソリン車モデルも紹介する。

 北汽グループは傘下のARCFOX (極狐)、BEIJINGなどのブランドより自主開発の新製品を展示した。ARCFOXはHuaweiと共同開発した「αS Huawei HI」を、BEIJINGは技術ロードマップと製品計画を発表するとともに「EU5 PLUS」と「U5 PLUS」の予約販売を開始した。長安汽車は「第14次五カ年計画」における事業計画と「2030ビジョン」を正式に発表。そして最新モデルの第2世代「CS55 PLUS」を公開した。また、傘下の欧尚(Oshan)は「X7 PLUS」を世界初公開した。広汽グループは広汽伝祺(Trumpchi) 、広汽埃安(AION)、合創汽車(Hycan)などのブランド車を出展し、グリーンで低炭素のモビリティ生活新体験を提案。奇瑞汽車は、奇瑞(Chery)ブランド車を中心にNEVモデルを生産する奇瑞新能源汽車の「大蟻螞(Ant) X」と「小蟻螞(eQ1) Z」のコンセプトカー2モデルとHVを出展。またバイワイヤシステムを発表した。


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