BMW 320i 分解調査:ボディ強度部材、外板部品
運動性と衝突安全性を備えたボディ各部
2020/05/01
- 要約
- フロントエンド、フード、フェンダー
- フロントサイドメンバー、ストラットタワー周辺
- センタートンネルと補強部材
- 車室とドア
- トランクルーム~リアエンド
- 別体の強度部材
- 主要部品サプライヤー一覧(フロントエンド、ボディサイド、リアエンド)
要約
本レポートはひろしま産業振興機構が主催するBMW 320i M Sport (日本仕様)分解調査に関する第4回報告書である。前稿ではサスペンション、ステアリング、ブレーキの主要各システムを紹介したが、本稿ではそれらシステムの性能を運動性として有効に引き出し、さらに衝突から乗員を守るボディ各部の詳細を報告する。
分解車両のボディ概要
BMWは構造部材のアルミ化や異材接合を積極的に取り入れてきたメーカーのひとつである。3シリーズはBMWのラインナップのなかでは中堅モデルであり、それらを急進的に採用せずコスト対効果や修理性なども考慮されている。一方、ボディ剛性や衝突安全性のために必要な材料・構造は、コスト寄りでなく機能を優先し採用している。
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BMW 320i M Sport 分解前(左)とホワイトボディを露出させた状態(右) |
(執筆者撮影、以下同様)
関連レポート:
BMW 320i 分解調査:サスペンション、ステアリング、ブレーキ (2020年4月)
BMW 320i 分解調査:駆動系、吸排気系の構成 (2020年4月)
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