【ものづくり】東京モーターショー2019:プラスチック関連部品
軽量化、CASE対応など、多用途・多機能化が進む樹脂部材
2019/11/20
- 要約
- 多用途・多機能化に対応するプラスチック部品:FRP懸架用板ばね、バイオマス材ドアトリム など
- ランプ:新成形法によるランプ部品、先進技術搭載ヘッドランプ
- ADAS、通信システム:フレキシブルアンテナ、エンブレムフロントカメラ など
- 電動化対応:高圧密閉燃料タンク、FCスタックマニホールド
- サーマルマネジメント、エンジン部品など:冷却バルブ、冷却パイプほか
- アクチュエータ、ベアリングなど
- 接合・成形技術:金属とCFRTPの接合、インモールド成形品
要約
部品・機械器具部門の展示 (執筆者撮影、以下同様) |
東京モーターショー2019は、総勢192企業・団体が参加し、2019年10月24日から11月4日の12日間、東京ビッグサイトの青海展示棟、MEGA WEB、西展示棟、南展示棟などで開催された。来場者数は130万900人にのぼり、当初掲げた100万人目標を達成した。前回の77万人から7割近く増え、100万人を超えたのは2007年以来となる。
本稿では、西展示棟および南展示棟の「部品・機械器具部門」およびMEGA WEBの「FUTURE EXPO」で注目したプラスチック関連の企業・団体の展示について紹介する。技術展示会と比べると、モーターショーでは部品の展示よりも製品コンセプトに関する展示が多い。また、最近の傾向としては、自動運転のツールとなるセンサーやカメラなどの展示が増えているほか、発熱する部品の増加に伴って冷却部材の展示が多くなった印象がある。
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