ELIV 2019 – 自動車エレクトロニクスの国際会議

自動車産業におけるエレクトロニクスの将来に向けた展示とセミナー

2019/12/03

要約

  自動車エレクトロニクスの国際会議(ELIV 2019 - ELectronics In Vehicles)は、2019年10月16日から17日にかけてドイツ、BonnのWorld Conference Centerで開催された。この会議はエレクトロニクス関連分野で最も重要なイベントのひとつとして2年に1度開催され、サプライヤーと自動車メーカーの交流を促進する場となってきた。

  会議期間中には様々な技術分野にわたる68を超えるセミナーが開かれ、扱われたテーマにはADAS(先進運転支援システム)、電動車(E-Vehicles)、エンドツーエンド(End-2-End)、データ・マネージメント、UX(ユーザー・エクスペリエンス・テクノロジー)などに及ぶ。これらのセミナーに登壇したOEM、サプライヤー、研究機関、学界からの専門家は75人を超え、そのうちドイツ国外からの参加者も14人を数えた。

 

  セミナーに加え、サプライヤーには製品展示や、技術紹介、さらにネットワーキングのためのスペースが提供された。出展者として登録されたサプライヤーの総数は135社に及び、カンファレンスセンターの2フロアがあてられた。

  今年のイベントでは、各分野のスペシャリストがよりカジュアルな雰囲気で参加者からの質問に直接答える「スピーカーズ・コーナー」も設置された。

  今回のELIVへの参加者はおよそ1,350社であった。

 

ELIV 2019 Exhibition Area for suppliers
ELIV 2019 - World Conference Center, Bonn サプライヤーの展示エリア

 

関連レポート:
ドイツOEMの電動化戦略:電動車投入タイムライン (2019年10月)
米国OEMの電動化戦略:電動車投入タイムライン (2019年9月)
Frankfurt Motor Show 2019:欧州メーカーの展示取材 (2019年10月)

 

このレポートは有料会員限定です。 残り 10 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。