BMW、ライプツィヒ工場で初のセルコーティングラインの稼働開始

・BMWは2月1日、ライプツィヒ(Leipzig)工場で初となるセルコーティング(塗布/塗工)ラインの量産稼働を開始したと発表した。現在は2つのモジュール組立ラインを備えており、今後は2024年までに3番目のモジュール組立ライン、4つのセルコーティングライン、2つの高電圧バッテリー組立ラインを追加する計画。追加の4つのコーティングラインについて、2023年内に2カ月間隔で量産を開始する予定だという。
・BMWはライプツィヒ工場に8億ユーロ超を投資し、電動コンポーネントの生産と開発を進めている。今回生産を開始したコーティング工場は面積2,300平方メートルで、ここではかつてBセグメントハッチバック・クーペの電気自動車(EV)「i3」が生産されていた。
・新コーティング工場は年間1,000万個のセル生産を見込んでいる。コーティングの後のバッテリーセルは同工場内のモジュール生産ラインに送られ、「i4」と「iX1」用のモジュールとなる。ライプツィヒ工場内の別ラインでは、「iX」向けバッテリーモジュールも生産されている。
・ライプツィヒ工場は拡大を続けており、今後は電動コンポーネントの生産に約15万平方メートルを割り当てる予定。生産拡大に伴い、従業員数を現在の800名超から2024年内に1,000人まで増加させる方針となっている。
・同工場ではこのほか、2023年末までに内燃エンジンとEVを設定するMINI「カントリーマン(Countryman)」の生産開始が予定されている。

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Based on the BMW Group press release