フィアット、ブラジルのベチン工場へ2,300億円を投資、2023年までに15の新車・改良型車を投入

・FCAは7月6日、ブラジルのベチン(Betim)工場へ80億レアル(約2,300億円)を投資して、ブラジル国内および中南米市場で販売するフィアットのモデルラインナップを拡充すると発表した。
・現在、ベチン工場から150km以内のFCAのサプライヤーから組立部品の60%超を調達しているという。
・今回のベチン工場への投資は、6月1日にFCAのSergio Marchionne CEOが発表した新5カ年計画の一環である。
・合計で15モデルの新型車、改良型車、スペシャルバージョンを2023年までに市場投入するとしている。
・ベチン工場は、FCAの最大の工場で生産能力は年間80万台。フィアットブランドの「ウノ(Uno)」、「フィオリーノ(Fiorino)」、「ドブロ(Doblo)」、「グランドシエナ(Grand Siena)」、「ウィークエンド(Weekend)」、「ストラーダ(Strada)」、「モビ(Mobi)」、「アルゴ(Argo)」を生産している。
・1976年の開設以来、ベチン工場は累計で約1,600万台を生産した。そのうち約350万台が輸出された。
・ベチン工場は、Manufacturing 2020イノベーションラボを含め、Industry 4.0生産方法を採用している。Manufacturing 2020の取り組みでは、サプライヤー、新興企業、学界、ブラジル政府とFCAの連携を強化することにも注力しているという。

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