グローバルトップ10メーカー生産予測(2021年第4四半期版)

2021年世界生産は2%増の7,642万台、2022年は8,600万台、2023年は9,300万台水準への増加を予測

2022/01/25

概要

※当予測レポートは、四半期ごとに最新版をリリースします。

・LMC Automotive社の2021年第4四半期時点のレポートによると、2021年の世界生産台数(中大型商用車は除く)は前年比2%増の7,642万台であったと推計される。年初に期待されていた生産回復はデルタ株の広がりと半導体不足の影響によって下押しされ、世界の生産は2020年の実績をわずかに上回る水準にとどまった。

・2022年も調達危機の影響は持続する見通しだが、影響は2021年よりも大幅に緩和すると見込まれており、各社が在庫不足の解消に向けた挽回生産に注力することで、世界生産は8,600万台水準へ増加すると予測されている。また、2023年は部品調達網が正常化することで、世界生産は9,300万台超の水準に増加すると予測されている。

・主要グループでは、トヨタグループは部品不足の影響を比較的軽微に抑え、2021年の世界生産は約980万台となり、2位VWグループ(800万台弱)を大きく引き離してトップを維持した。また、トヨタグループは2022年以降も生産を順調に回復させ、2023年には他メーカーに先駆けてコロナ前の水準を回復し、過去最高の生産台数(1,100万台超)を記録すると予測されている。

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