・ホンダは6月3日、国土交通省より指示を受け実施した「型式指定申請における不正行為の有無等に係る実態について」の調査の結果、過去に販売した四輪車について不適切な事案があったと発表した。
・型式指定申請に必要な騒音試験および原動機車載出力試験などで、試験条件の逸脱や、試験成績書に実測値と異なるデータを記載するなどの不適切な行為があったとする。
・対象車両は、「N-BOX (エヌボックス)」/N-BOX CUSTOM(カスタム)」、「フィット (FIT)」、「シャトル (Shuttle)」、「フリード (Freed) /FREED+/FREED SPIKE(スパイク)」、「ヴェゼル (VEZEL)」、「ステップワゴン (Step WGN) /STEP WGN SPADA (スパーダ)」など22車種。
・ホンダ社内で技術検証や実車試験などを行い、規定された法規基準を満たしていることが確認できており、法規に関わる完成車性能への影響はないとしている。このため、事案の対象車種のユーザーが使用継続あたり対応の必要はないという。