Fit/Jazz (Honda)

 ニュース
2024年02月07日(水)

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の2月5日付発表によると、ホンダの米国現地法人American Honda Motorは、エアバッグの不具合により、2020年型から2022年型モデルの一部車両75万114台をリコールする。助手席の重量センサーが割れてショートすることにより、衝突時にエアバッグの展開が適切に制御されず、乗員が負傷する可能性があるという。

・対象車両は以下のとおり:

・センサーアセンブリのウェイトは、イリノイ州マリオン(Marion)のAisin Electronics Illinoisが供給している。

・販売店はシート重量センサーを無償で交換し、3月18日までにオーナー宛に通知書を郵送する。

(U.S. NHTSA documents on February 1-5, 2024) 1 / 2

2023年12月22日(金)

・ホンダの米国法人であるAmerican Honda Motor(以下、米国ホンダ)は12月21日、燃料ポンプの不具合により、走行中のエンジン不具合や予期せぬエンジン停止のリスクが高まるとして、米国で253万9,902台をリコールすると発表した。

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の資料によると、対象車両に使用されている燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)について成形条件が不適切なため、樹脂密度が低く、時間の経過とともに「変形して燃料ポンプ本体と干渉し」、燃料ポンプの故障につながる可能性があるという。

・対象は以下のとおり:

・問題の燃料ポンプは、デンソーの米統括子会社であるデンソー・インターナショナル・アメリカから供給されたもの。

・販売店は燃料ポンプモジュールを無償で交換する。ただし、交換用部品はすべてのリコール対象車に対してすぐに十分な数量を入手できないため、米国ホンダは段階的に車両所有者に通知するとしている。交換用部品は、インペラの樹脂密度を高め、インペラと燃料ポンプ本体とのクリアランスを拡大したものであるという。

・デンソーはこの欠陥をすでに指摘しており2019年7月23日以降、インペラの樹脂密度を高め、インペラと燃料ポンプ本体のクリアランスを拡大した改良型燃料ポンプモジュールの生産を開始している。

・なお、NHTSAとホンダは12月18日付で、外装の12Vバッテリーケーブルについて電源回路のヒューズが欠落しているとし、2020-2022年型「CR-V」ハイブリッド10万6,030台のリコールを発表していた。

(Detroit News on December 21, 2023) (NHTSA document on December 18, 2023) (NHTSA document on December 13, 2023)

2023年12月08日(金)

・ホンダは12月8日、燃料ポンプの不具合により、国土交通省に計113万8,046台(平成29年6月20日~令和2年9月21日)のリコールを届け出た。

・低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるという。

・令和2年5月28日、令和3年3月25日、令和4年6月2日、令和5年6月2日および令和5年10月13日にてリコールの届出を行った不具合だが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため、新たに届出を実施した。不具合件数は394件。

・対象はホンダの「N-BOX」、「N-BOX Custom」、「N-BOX +」、「N-BOX + Custom」、「N-BOX SLASH」、「フィット」、「FREED」、「FREED+」、「VEZEL」、「ステップワゴン」、「SHUTTLE」、「N-VAN」、「オデッセイ」、「N-WGN」、「N-WGN CUSTOM」、「GRACE」、「JADE」、「N-ONE」、「シビック」、「アコード」、「CR-V」、「S660」、「LEGEND」、「CLARITY」およびホンダオブザユーケーの「シビック」の計25車種。全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

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