Fit/Jazz (Honda)

 ニュース
2024年06月03日(月)

・ホンダは6月3日、国土交通省より指示を受け実施した「型式指定申請における不正行為の有無等に係る実態について」の調査の結果、過去に販売した四輪車について不適切な事案があったと発表した。

・型式指定申請に必要な騒音試験および原動機車載出力試験などで、試験条件の逸脱や、試験成績書に実測値と異なるデータを記載するなどの不適切な行為があったとする。

・対象車両は、「N-BOX (エヌボックス)」/N-BOX CUSTOM(カスタム)」、「フィット (FIT)」、「シャトル (Shuttle)」、「フリード (Freed) /FREED+/FREED SPIKE(スパイク)」、「ヴェゼル (VEZEL)」、「ステップワゴン (Step WGN) /STEP WGN SPADA (スパーダ)」など22車種。

・ホンダ社内で技術検証や実車試験などを行い、規定された法規基準を満たしていることが確認できており、法規に関わる完成車性能への影響はないとしている。このため、事案の対象車種のユーザーが使用継続あたり対応の必要はないという。

ホンダのリリース

2024年02月07日(水)

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の2月5日付発表によると、ホンダの米国現地法人American Honda Motorは、エアバッグの不具合により、2020年型から2022年型モデルの一部車両75万114台をリコールする。助手席の重量センサーが割れてショートすることにより、衝突時にエアバッグの展開が適切に制御されず、乗員が負傷する可能性があるという。

・対象車両は以下のとおり:

・センサーアセンブリのウェイトは、イリノイ州マリオン(Marion)のAisin Electronics Illinoisが供給している。

・販売店はシート重量センサーを無償で交換し、3月18日までにオーナー宛に通知書を郵送する。

(U.S. NHTSA documents on February 1-5, 2024) 1 / 2

2023年12月22日(金)

・ホンダの米国法人であるAmerican Honda Motor(以下、米国ホンダ)は12月21日、燃料ポンプの不具合により、走行中のエンジン不具合や予期せぬエンジン停止のリスクが高まるとして、米国で253万9,902台をリコールすると発表した。

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の資料によると、対象車両に使用されている燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)について成形条件が不適切なため、樹脂密度が低く、時間の経過とともに「変形して燃料ポンプ本体と干渉し」、燃料ポンプの故障につながる可能性があるという。

・対象は以下のとおり:

・問題の燃料ポンプは、デンソーの米統括子会社であるデンソー・インターナショナル・アメリカから供給されたもの。

・販売店は燃料ポンプモジュールを無償で交換する。ただし、交換用部品はすべてのリコール対象車に対してすぐに十分な数量を入手できないため、米国ホンダは段階的に車両所有者に通知するとしている。交換用部品は、インペラの樹脂密度を高め、インペラと燃料ポンプ本体とのクリアランスを拡大したものであるという。

・デンソーはこの欠陥をすでに指摘しており2019年7月23日以降、インペラの樹脂密度を高め、インペラと燃料ポンプ本体のクリアランスを拡大した改良型燃料ポンプモジュールの生産を開始している。

・なお、NHTSAとホンダは12月18日付で、外装の12Vバッテリーケーブルについて電源回路のヒューズが欠落しているとし、2020-2022年型「CR-V」ハイブリッド10万6,030台のリコールを発表していた。

(Detroit News on December 21, 2023) (NHTSA document on December 18, 2023) (NHTSA document on December 13, 2023)