・3月4日付のメキシコの複数のメディア報道によると、ホンダのメキシコ現地法人Honda de Méxicoは米国の関税による生産計画の変更を否定し、米国への生産業務の調整や移管はないと述べた。
・同社は、業務や生産モデルの変更に関する発表は行われていないと強調した。
・ロイター通信が関税によりメキシコでの「シビック(Civic)」ハイブリッドの生産プロジェクトが中止されたと報じたことを受け、ホンダはそのような決定は行われていないと明らかにした。2008年から「シビック」を生産してきた米国インディアナ(Indiana)工場は、「シビック」や「CR-V」などのハイブリッドモデルの生産工場として引き続き指定されている。
・また、ホンダはメキシコへのコミットメントを再確認した。メキシコでは、「HR-V」、エンジン、トランスミッションの生産を継続し世界に輸出している。しかし、新たな生産プロジェクトは確定していない。ホンダは市場のニーズに応じて生産を調整する柔軟性をあらためて強調したが、メキシコのグアナファト(Guanajuato)工場を改修したり新モデルを導入したりする計画はないとしている。
・ホンダの電動化戦略は依然として米国インディアナ州に集中しており、「CR-V」および「アコード(Accord)」のハイブリッドモデルの生産を拡大する計画で、地域密着型の生産へのコミットメントを強化している。
(Multiple sources on March 4, 2025)