CR-V (Honda)

 ニュース
2025年03月06日(木)

・3月4日付のメキシコの複数のメディア報道によると、ホンダのメキシコ現地法人Honda de Méxicoは米国の関税による生産計画の変更を否定し、米国への生産業務の調整や移管はないと述べた。

・同社は、業務や生産モデルの変更に関する発表は行われていないと強調した。

・ロイター通信が関税によりメキシコでの「シビック(Civic)」ハイブリッドの生産プロジェクトが中止されたと報じたことを受け、ホンダはそのような決定は行われていないと明らかにした。2008年から「シビック」を生産してきた米国インディアナ(Indiana)工場は、「シビック」や「CR-V」などのハイブリッドモデルの生産工場として引き続き指定されている。

・また、ホンダはメキシコへのコミットメントを再確認した。メキシコでは、「HR-V」、エンジン、トランスミッションの生産を継続し世界に輸出している。しかし、新たな生産プロジェクトは確定していない。ホンダは市場のニーズに応じて生産を調整する柔軟性をあらためて強調したが、メキシコのグアナファト(Guanajuato)工場を改修したり新モデルを導入したりする計画はないとしている。

・ホンダの電動化戦略は依然として米国インディアナ州に集中しており、「CR-V」および「アコード(Accord)」のハイブリッドモデルの生産を拡大する計画で、地域密着型の生産へのコミットメントを強化している。

(Multiple sources on March 4, 2025)

2025年03月06日(木)

・ホンダのマレーシア現地法人Honda Malaysiaは2月28日、2025年の販売目標を8万3,000台、市場シェア10.6%とすると発表した。

・ホンダは2024年、マレーシアでの総販売台数8万1,600台を達成し、シェア10%を確保した。この実績により、ホンダは11年連続でマレーシア国産車を除く乗用車セグメントにおけるNo.1自動車ブランドとしての地位を固めた。

・「HR-V」、「シティ(City)」、「CR-V」がベストセラーモデルのトップ3で、それぞれ総販売台数の26%、25%、14%を占めた。さらに、「CR-V」、「HR-V」、「シビック(Civic)」は、それぞれの非国産車の各セグメントでNo.1の座を獲得した。

・また、ハイブリッドモデル(e:HEV)も市場で大きな支持を集め、2024年のマレーシアのハイブリッド車販売台数の約30%を占めた。

(From Honda Malaysia press release dated February 28, 2025)

2025年02月19日(水)

・ホンダは2月19日、東京ビッグサイトで開催されている「H2 & FC EXPO【春】~第23回 水素・燃料電池展~」に出展し、2027年度に量産開始予定の次世代燃料電池モジュールと2026年に生産開始予定の燃料電池定置電源について、それぞれ仕様およびスペックを世界初公開したと発表した。

・次世代燃料電池モジュールは、GMと共同開発した現行モデルの次世代となるモデルで、ホンダが独自に開発した燃料電池モジュール。定格出力150kWを実現するほか、現行モデルに対して製造コストを半減し、耐久性を2倍以上に向上させた。また、容積出力密度を3倍以上に高めて小型化を実現したことで、搭載レイアウトの自由度が向上している。

・燃料電池定置電源は2026年に生産開始を予定。ホンダの燃料電池車(FCV)「CR-V e:FCEV」にも搭載されている燃料電池を活用し、工場や事業所などの大型施設向けに水素由来の電力を供給する定置型蓄電システムとなる。冷却システムや内部レイアウトの設計を最適化することでコンパクトなサイズを実現し、信頼性の高いバックアップ電力を迅速に提供するために、起動から10秒以内に電力の供給を開始する高い応答性を目指している。

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