CR-V (Honda)

 ニュース
2024年07月18日(木)

・ホンダは7月18日、燃料電池車(FCV)の「CR-V e:FCEV」を19日に発売すると発表した。自治体や企業、一般顧客へリース形式で販売する。価格は809万4,900円となる。

・「CR-V e:FCEV」は、日本の自動車メーカーが発売するモデルとして初めて、外部から充電可能なプラグイン機能を持つFCV。長航続距離と水素充填時間の短さといったFCVの特長はそのままに、プラグイン機能を加えることで利便性をさらに高め、水素一充填走行距離は約621km、プラグイン一充電走行可能距離は約61kmを実現した。

・北米地域や中国などで販売している6代目「CR-V」をベースにすることで、SUVならではのユーティリティやパッケージで多様なニーズに対応する。車体サイズは、全長4,805mm、全幅1,865mm、全高1,690mm、ホイールベース2,700mm。

・搭載する燃料電池(FC)システムは、コアとなるFCスタックを刷新するとともに、補機類の合理化や低消費電力化を徹底した。新構造セルユニットの採用や生産性の向上などにより、従来システムに対しコストを3分の1に削減。耐食材料の適用や劣化抑制制御により、耐久性を2倍に向上させたほか、耐低温性も大幅に向上した。このFCシステムは、ホンダとGMが共同開発し、両社の合弁会社であるFuel Cell System Manufacturing, LLC (米ミシガン州)で製造される。

・フロントフェンダーに設置されたAC充給電コネクターは、日本と米国における普通充電の規格である「SAE J1772」を採用。普通充電は6.4kWに対応し約2.5時間でフル充電できる。また、AC200V電源に加えAC100V電源での充電にも対応している。

ホンダのリリースモデル情報

2024年07月18日(木)

・ホンダのフィリピン法人Honda Cars Philippines (HCPI)は、ホンダのタイでの自動車生産の集約による顧客への影響はないことを保証した。フィリピン現地メディアCarGuide.PHが7月12日に報じた。

・部品生産の拠点に転換するアユタヤ(Ayutthaya)工場での自動車生産終了に伴い、フィリピン国内向けモデルを含むすべての車両組立を2025年までにプラチンブリ(Prachinburi)工場に移管するが、顧客の納車に影響はないとしている。

・同社は現在、アユタヤ工場から「アコード(Accord)」、「CR-V」、「シビック(Civic)」を調達している。

(From an article of CarGuide.PH on July 12, 2024)

2024年06月28日(金)

・ホンダのカナダ製造法人Honda of Canada Mfg. (HCM)は6月26日、オンタリオ州アリストン(Alliston)工場で2025年型コンパクトセダン「シビック(Civic)」ハイブリッド車(HV)の量産を開始したと発表した。同工場はコンパクトクロスオーバーSUV「CR-V」と「シビック」の北米におけるHV生産リード工場となることを目指し、2022年に13億8,000万ドルを投じて工場改修を行っていた。

・HCMでのHV生産投資により、ホンダのカナダにおける電気自動車(EV)バリューチェーン構築計画を通じて、新たな電動化の章が始まる。計画には4つの新工場建設が含まれており、そのうち2工場はアリストンの既存施設に併設される。

・包括的なEVバリューチェーンには、主にバッテリー用の原材料の調達からEVの生産まで、カナダにおけるEV生産のあらゆる側面を含む。

・ホンダは、オハイオ州のEVハブで培ったEV生産に関する知見とカナダの資源やクリーンエネルギーを活用し、バッテリーの安定供給体制を確立し、2028年のEV生産開始を目指す。

・フル稼働が始まると、EV工場は年産24万台、EVバッテリー工場は年産36GWhの生産能力を持つことになり、アリストンに新設されるこれら2つの工場で1,000人の従業員を追加で雇用するとしている。

(Honda press release on June 26, 2024)