International Textile Group, Inc. 2009年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:千ドル)
  2009年12月期 2008年12月期 増減率(%)
要因
全社
売上高 673,121 995,132 (32.4) -
自動車用安全部品
売上高 143,878 403,783 (64.4) 1)

要因
1)
-自動車安全部品事業部の2009年売上高は143.9百万ドル。(前年は403.8百万ドル)正味売上は2009年が123.5百万ドルで2008年は 369.6百万ドル。GST社*については2009年6月30日に連結決算の対象外としそれ以降GST社の売上実績は連結決算に組み込んでいない。GST 社を対象外としたが、同社では自動車安全事業をGreenville工場(米国South Carolina州)で継続運営している。GST社を連結対象外としたことによる売上高減以外に、世界的経済不況と自動車のような耐久消費財に対する消費 者の購買意欲が抑制されたことの影響を受けた販売量下落による影響が102.9百万ドル、モデルミックスの悪化と販売価格値下げの影響が7.6百万ドル、 さらに為替差損分として9.1百万ドルが計上された。また同事業部門は、既存顧客と潜在顧客の中で自社グループ内の内製化が増加した影響も受けている。

*同社の100%出資会社であるGSTホールディングは自動車用安全部品(エアバッグ用布地とエアバッグクッション)事業を運営する大部分の子会社(以 下、自動車安全部品会社)を管掌するが、このGSTホールディングが傘下子会社と2006年12月8日に締結した回転融資契約が2009年6月30日に満 了となった。
GSTホールディングが自動車安全部品会社に融資する金額はドル換算で約199百万ドルだが契約満期時点では回収されていない。この満期時点でGSTホー ルディングとGlobal Safety Textiles LLC、GST Automotive Safety Components International, Inc.、GST Acquisition GmbH、 GST Widefabricを含む(しかし、必ずしもこれらに限定されたものではない)の傘下子会社は米国デラウエア州に連邦破産法第11章の申請を行った。
但し、GST Acquisition GmbHおよびGST Widefabric, GST Holdingsの子会社と米国外事業所につてはこの破産法は適用されない。

-破産法の適用を受けた事業は破産宣言から2010年1月8日までの期間、破産審査法廷の監察下において占有継続債務者として事業所の運営と事業活動を継 続。2010年1月8日に破産法に基づく債務事業に再編計画が効力発生とみなされ、ITG社はGSTの管理継続及び経営権を放棄した。GSTが保有する自 動車安全部品事業は2009年の前半6ヶ月で同社連結売上の約96%を占めていた。 同社はGST破産にともなう債務者とはならず、破産法の適用外として本業としての自動車用エアバッグ用布地、衣料用厚地織物、政府用制服の布地、家具用布 地、その他特殊織物及びサービスなどの事業を継続運営している。

開発動向

研究開発費

(単位:百万ドル)
  2009年12月期 2008年12月期 2007年12月期
合計 8.8 10.5 10.6

研究開発体制

-テクニカルセンターをGreenville(サウスカロライナ州)、South Hill(バージニア州)、Ensenada(メキシコ)、Maulburg(ドイツ)に保有。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2009年12月期 2008年12月期 2007年12月期
全社 5.6 67.5 181.6
自動車用安全部品 1.7 9.7 36.8