International Textile Group, Inc. 2008年12月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:千ドル) |
2008年12月期 | 2007年12月期 | 増減率(%) |
要因 | |
総売上高 | 995,132 | 1,010,853 | (1.6) | - |
自動車用安全部品 | 403,783 | 449,250 | (10.1) |
1) |
2008年度の同社アニュアルレポートにて、監査法人は同社の継続企業としての存続能力に重要な疑義を抱かせる要因が存在すると述べた。
要因
1)
-自動車用安全部品部門の2008年の売上は4億380万ドル(2007年は4億4,930万ドル)。
-北米市場では、第3四半期以降経済不況に見舞われたものの、2008年前半の市場占有率をアップしたことで売上は250万ドル伸びた。
-欧州市場は、北米より経済不況の影響を受けた。加えて、受注量の減少の要因のひとつとして一部顧客側で製品の内製化比率を上げる意思決定したことがあげられる。
リストラクチュアリング
-2008年に、Hildesheim工場の残りの業務停止を決定。同拠点における本来の業務は、研究開発・デザイン・製品開発・総務関連などであった。この結果、従業員を約90名削減。
-2008年第4四半期では、原価低減活動を推進。本社部門とその他事業所の、販売費・管理費・人件費などが対象。この活動の対象には、Cone Denim とBurlington WorldWide部門などの繊維事業を統合する再編成も含まれる。この原低活動により約65名の従業員を削減。
開発動向
研究開発費 | (単位:百万ドル) |
2008年12月期 | 2007年12月期 | 2006年12月期 | |
合計 | 10.5 | 10.6 | 7.3 |
研究開発体制
-テクニカルセンターをGreenville(サウスカロライナ州)、South Hill(バージニア州)、Ensenada(メキシコ)、Maulburg(ドイツ)に保有。
-全研究開発施設ではISO/TS 16949を取得済み。
-上記の研究開発拠点では、多種類の繊維製品(エアバック用、その他)の試験及び分析設備を備えており、 国際的に認められる試験標準(US-ASTM, 欧州-DIN, ISO, アジア-JIS, アンダーライターNFPA等)にそって行われる。繊維製品の検認試験及び分析試験はすべてこの研究所で行われる。
設備投資
設備投資額 | (単位:百万ドル) |
2008年12月期 | 2007年12月期 | 2006年12月期 | |
全社 | 67.5 | 181.6 | 92.2 |
自動車用安全部品 | 9.7 | 36.8 | 16.5 |