アスモ株式会社 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万円)
2009年
3月期
2008年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 261,410 321,154 (18.6)

-国内外での日系自動車メーカーの車両生産減少及び為替差損による売上高減少。

営業利益 (13,785) 12,293 - -売上減少による操業度差損、円高による為替差損、鉄等の原材料価格の高騰などによる利益圧迫 。
経常利益 (15,550) 10,005 -
純利益 (12,937) 3,259 - -Asmo North Carolina, Inc.の固定資産の減損損失などを特別損失として計上。

<日本>
-国内車両生産減少及び海外生産向け部品の輸出減少、為替差損により、売上高は19.5%減の212,340百万円。

<米国>
-車両生産の大幅減少により、売上高は31.1%減の44,722百万円。

<その他の地域(アジア・欧州)>
-欧州、アセアン諸国での車両生産減少により、売上高は6.6%減の45,157百万円。

開発動向

研究開発費 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 13,424 13,513 13,875


研究開発体制
-新製品開発に係る技術面の研究開発活動については、開発・技術部門が中心となり、グローバルには米国のアスモ・デトロイトと連携をとり推進。「安全、環境、快適、利便」をキーワードとして取り組む。

-環境問題への取り組みでは、自動車の燃費向上・排気ガス低減に貢献する新システム用モータ開発や高効率・軽量な駆動源の開発、製品の省資源化や環境負荷物質抑制に向けた代替技術の開発等に取り組んでいる。


研究成果
次期型製品
-小型軽量モータの開発により電子スロットル、バリアブルノズルターボ用アクチュエータ等のモータを標準化し、量産化を実現。

-ポンプ効率最適化により小型軽量化したヘッドランプクリーナーの量産化を実現。

-モータと駆動回路の一体化により小型軽量で高性能化した電動ファンモータの車両搭載決定。

新製品
-意匠性を向上させたスポイラー格納式リヤワイパの量産化を実現。


技術受入契約(2009年3月現在)
相手方の名称 国名 契約品目 契約内容 契約期間
キヤノン 日本 超音波モーター 特許実施権の許与
技術情報の提供
1998年1月1日~
2017年12月31日
松下電器産業 日本 超音波モーター 特許実施権の許与
技術情報の提供
1999年3月19日~
自動延長

設備投資

設備投資額 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 18,785 21,420 26,805

-製品の小型軽量化・機能アップを実現する製品の次期型化に必要な投資に重点をおく。

-2010年3月期のグループ全体の設備投資予定額(新設・拡充)は、9,100百万円。


設備の新設予定(2009年3月現在)
会社名 設備の内容 投資予定総額(百万円)
アスモ
(静岡県湖西市)
小型モータ生産設備 5,116