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Ningbo Tuopu Group Co., Ltd.[寧波拓普集団股份有限公司](旧 寧波拓普制動系統有限公司) 2023年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 増減率(%)
売上高 19,700.56 15,992.82 23.18%
営業利益 2,476.27 1,977.75 25.21%
経常利益 2,462.29 1,959.91 25.63%
純利益 2,150.02 1,698.97 26.55%

 

2023年12月期の動向

-2023年、同社は第一汽車、吉利汽車、Seres、Li Auto、BYD、小米、上汽、東風汽車などの顧客からそれぞれIBSプロジェクト、EPSプロジェクト、エアサスペンションプロジェクト、熱管理プロジェクト、スマートコックピットプロジェクトを受注した。

-2023年、約1,100エーカーの杭州湾6期および7期、重慶工場、湖州工場、安徽寿県工場が完成し、稼働を開始した。杭州湾第8期および第9期、ならびに西安工場およびメキシコ工場の建設が計画中。

受注

問界 (AITO)
-同社は、問界 (AITO) M9に複数の同社製品が搭載されていると発表した。従来のオープンシステムと比較して高度昇降応答が30%向上し、騒音が10dB低減されたクローズドエアサスペンションシステム(C-ECAS)のほか、ブラシレスモーターを使用して静音を実現したスマート電動ドアシステム(POD)などが採用された。PODはミリ波レーダーを内蔵し、ADSと連携してさまざまな障害物を感知し、開閉角度を自動調整することができる。シャーシシステムやドアドライブシステムに加え、熱管理システムやステアリングシステム関連製品も問界M9に搭載されている。(2024年1月9日付け拓普集団WeChat公式アカウントより)

蔚来(NIO)
-両社は蔚来のサプライチェーンのローカル化、低炭素化、デジタル化、グローバル化の4つの観点で協力し、蔚来の合肥工場は周辺サプライヤーからの調達を目指す。製品では、シャシーシステム、車体軽量化、熱管理システム、内外装システム、NVH抑制システムなどが対象となる。また、スマートキャビン、エアサスペンションシステム、スマート運転システムなどでの協力についても検討する。(2023年3月17日付プレスリリースより)

ステアリングシステムが複数のOEMから受注を獲得
-同社のステアリングシステム16製品が複数のOEMから受注を獲得したと発表した。2022年第4四半期に量産されるコラムアシスト式電動パワーステアリング(CD-EPS)は、OEM3社向けに7製品が採用された。2023年第3四半期に量産される電動4WAY調整式ステアリングコラム(EASC)は、OEM4社向けに7製品を受注した。2023年第4四半期に量産されるデュアルピニオンアシスト式電動パワーステアリングシステム(DP-EPS)は、OEM1社から2製品を受注した。(2023年1月5日付け拓普集団WeChat公式アカウントより)

 

新工場

-拓普集団は、エアサスペンションの生産を行う浙江省の工場において、第2工場が完成したと発表した。第2工場は敷地面積は約66,600平方メートルで総投資額は約6億元。2024年10月に稼働予定で、年間400万ユニットのエアサスペンションの生産能力をもつ。第2工場は10本の全自動組立てラインなどの主要設備を備える。また、自動化によるエラー防止技術(マシンビジョンとスマートセンサ、インテリジェント検出など)を活用して不良発生のリスクを抑えているほか、全面的なデジタル管理によって、リアルタイムで監視制御し、生産ライン稼働を管理している。なお、拓普集団のエアサスペンション第1工場は、年産能力50万セットの供給能力を備えているが、現在は生産能力が飽和状態にある。(2024年5月22日付拓普集団のWechatアカウントより)

-拓普集団は、ポーランドで工場を稼働開始したと発表した。サーマルマネジメント製品の生産を行う。この工場は、同社のサーマルマネジメントシステム製品を生産する拠点としては初の中国国外工場であり、年産能力は50万セットに達する。PCB設計コンセプトをベースにした統合型ヒートポンプは、熱管理コンポーネントをシステム的に統合し、最終的にコア部品を1つのモジュールに統合している。この製品は、電気自動車(EV)の冬季における航続距離の課題を解消させる。(2023年11月15日付拓普集団ののWechat公式アカウントより)

-複数メディア報道によると、テスラのサプライヤーである中国の部品メーカー2社が合計約10億ドルを投資して、メキシコのヌエボ・レオン州に工場を設立する計画だという。10億ドルのうち、ショックアブソーバーなどの製品を製造する寧波拓普集団股份有限公司(拓普集団)が7億ドル、LiDARセンサーの製造を手掛ける禾賽科技(Hesai Technology)が2.6億ドルを投資する。両社はそれぞれ、10,000名および4,000名の雇用を創出するとしている。(2023年10月18日付複数メディア報道より)

 

新製品

-同社は、新世代の電子水弁である九方弁の発売を発表した。この製品は、2つの四方バルブと1つの三方バルブを1つに統合し、コストを最大50%削減する。同時に8つのモードをサポートし、熱管理モジュールを使用すると、より正確な熱伝達を実現でき、冬季などの極端な作業条件では航続距離を20%以上延長できる。さらに、九方弁は0.1°の制御精度、位置信号を常にフィードバックする内蔵センサー、自己診断機能を備えており、9方弁自体とシステムを保護できる。(2024年1月7日付拓普集団のWechat公式アカウントより)

-拓普集団は、スマートパワードアシステムの量産を開始したと発表した。今回ラインオフされたブラシレスモーターを採用したドアシステムは、衝突防止(ミリ波レーダーによる周辺障害物の検知機能付き自動ドア)、挟み込み防止(障害物に接触すると自動停止する自動ドアクローズ)、ドア開閉による事故防止(障害物、歩行者、車両などの衝突リスクに遭遇した場合、ドアは注意喚起を行う)などの機能を備える。この製品は拓普のスマートパワードアシステムデジタル工場により製造され、年産能力は20万セット。(2023年12月28日付拓普集団のWechat公式アカウントより)

-拓普集団は、インテリジェントブレーキシステム(Intelligent Braking System:IBS) 2.0をラインオフしたと発表した。IBS2.0はIBS1.0をベースに効率面、安全面、機能面で全面的にアップグレードしている。さらに、IBS2.0と冗長ブレーキモジュール(RBU)を組み合わせた場合はEPBをデュアル制御し、レベル3以上の自動運転に対応できる。生産工場では、SMT、ECU組立、センサ組立、電磁弁取付、アッセンブリ自動化組み立て、スマート倉庫などの設備を備える。フル稼働時では、年間30万台分のIBSが可能な能力を備える。(2023年12月8日付拓普集団のWechat公式アカウントより)

-拓普集団は、電動調整ステアリングコラム(EASC)をラインオフしたと発表した。この製品は自社開発したソフト・ハードウェアを使用した電動調整式のステアリングコラムシステム。現在すでに9件の受注を獲得しており、年間受注量は60万セットを見込んでいる。(2023年11月22日付拓普集団のWechat公式アカウントより)

-拓普集団は、エアサスペンションシステム(C-ECAS)の量産を11月から開始すると発表した。この製品は、高周波の振動を効果的に抑え、車両のNVH(騒音・振動・ハーシュネス)を改善する。また、荷重の状況に基づき車体とシャシの高さをダイナミックに調整する。さらに、エネルギーの消耗が少なく、電気自動車(EV)の電費向上に貢献する。現在このサスペンションシステムは、8つのプロジェクトの受注を獲得しており、2023年末新モデルに搭載される予定。拓普集団は中国にエアサスペンション製造工場を建設し、フロント/リアのエアスプリングアセンブリ、エア供給ユニットなどエアサスペンションのコア部品やシステム(電気制御システムを含む)の開発製造能力を装備している。(2023年11月6日付拓普集団のWechat公式アカウントより)

 

研究開発費用

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 2021年12月期
研究開発費用 986.40 750.72 502.49
売上高に占める割合 (%) 5.01 4.69 4.38
研究開発人員数(名) 3,679 3,180 2,350
会社の総従業員に占める研究開発要員の割合(%) 18.84 18.06 18.38

  

研究開発拠点

-米国デトロイト及びスウェーデンヨーテボリ (Göteborg) にR&Dセンターを保有。カナダトロント、独ヴァインハイム(Weinheim)、仏ルヴァロワ=ペレ(Levallois-Perret)、ブラジルサンパウロに技術者を配置。また、GM、Ford、Audi、BMWなどとの共同開発体制も構築。GM、Ford、Audi、BMWのほか、Valeo、上汽集団、一汽轎車、一汽錫柴、長安汽車、瀋陽華晨、吉利汽車、BYDなどと共同開発を行っている。

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