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Huizhou Desay SV Automotive Co., Ltd.[恵州市徳賽西威汽車電子股份有限公司] 2022年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
2022年12月期 2021年12月期 増減率 (%)
売上高 14,932.91 9,569.43 56.05
営業利益 1,158.40 856.67 35.22
売上総利益 1,157.39 860.72 34.47
純利益 1171.37 831.84 40.82

 

 

新規事業

-2022年からシステムインパッケージ(SIP、System in Package)事業を展開し、8月から生産を開始する。徳賽西威によると、SIPとは異なる機能を持つ能動部品と受動部品、およびMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、光学(Optic)部品、プロセッサ、メモリなどの機能チップを一つの標準パッケージ部品に統合し、複数の機能を持たせて完全な機能サブシステムを形成することであるとしている。徳賽西威は今後も数億円の設備投資を行い、全自動SIPラインを構築し、その年間生産能力は2年以内に150万個を超える見込みである。(2022年3月11日付リリースより)

 

研究開発動向

-初のICP(Intelligent Computing Platform)製品「Aurora」の発売を発表。「Aurora」は、大型演算チップを搭載し、総演算能力2,000TOPS以上のハードウェアを持つ量産可能な車載用インテリジェント・コンピューティング・プラットフォーム。このソフトウェアは、インテリジェント・コックピット、インテリジェント・ドライビング、コネクテッド・サービスなどのコア機能ドメインを統合し、クロスドメインコンバージェンスを可能にし、高い演算性能、高い機能安全性、継続的なハードウェアのアップグレード性という、将来のE/Eアーキテクチャのマルチレイヤーニーズに対応するものである。(2022年4月29日付リリースより)

展示会

-ドイツWolfsburgで開催のInternational Suppliers Fair (IZB)2022でキャビン、ドライビング、ネットワークの3分野から20点のソリューションを出展したと発表した。出展品は、23.6インチのMini LED湾曲ツインスクリーン、超音波洗浄技術を採用したリアビューカメラ、インテグレート型車載通信製品の5G V2X スマートアンテナ、量産可能な車載インテリジェントコンピューティングプラットフォームICP Auroraなど。(2022年10月18日付徳賽西威のWeChat公式アカウントより)

受注

-東風乗用車公司から「研究開発貢献賞」を授与されたと発表した。2023年、同社は東風乗用車向けにスマート運転ドメインコントローラを開発・供給していく。(2023年2月24日付徳賽西威のWeChat公式アカウントより)

-長城汽車、広汽埃安 (GAC Aion)、奇瑞汽車 (Chery)、理想汽車 (Li Auto)など向けに第3世代インテリジェントコックピットを受注。

-インフォテインメント・システムおいて、一汽-VW、上汽-WV、長城汽車、吉利汽車、広汽乗用車、奇瑞汽車などから新規案件を受注。ディスプレイモジュール・システム事業では、東風日産、小鵬汽車などの新規顧客を獲得、LCD計装事業では、BYD、吉利汽車、長城汽車、広汽乗用車などの顧客からプロジェクトの確定を得たという。

-小鵬汽車のP7とP5に同社初の高演算能力自動運転コントローラープラットフォームを供給。

 

新会社

-愛知県豊田市に事業所を設立すると発表した。日本でのサービス能力の強化を図る。徳賽西威は現在シンガポール、欧州、日本、米国にそれぞれR&D部門や支店を設立しており、今後も海外での現地での研究開発や生産システムへの投資を拡大していく。(2022年12月27日付徳賽西威のWechat公式アカウントより)

-欧州法人がアンテナテスト及びサービスプロバイダーのAntenna Technology Center Europe ATC GmbH(ATC)の全株式を取得したと発表した。ACTは2008年に設立され、自動車のアンテナソリューションのテスト、分析、技術開発を行う。徳賽西威の欧州法人は2023年末までに新しい3Dアンテナ試験室を開設し、自動車用アンテナのすべての周波の種類をカバーするテスト技術を整備することで、顧客に専門のテストサービスを提供する。(2022年10月5日付徳賽西威のWechat公式アカウントより)
 

戦略的提携

長安汽車
-同社は、長安汽車と戦略的提携を締結したと発表した。両社はドメインコントローラー分野で協業を行い、セントラルコンピューターの共同開発や関連部品の研究開発及び製品の量産化を推進する。今回の提携で両社は、共同イノベーションチームを組み、人材、技術、資源などを共有する。(2022年8月11日付徳賽西威公式WeChatより)

Moovita
-同社シンガポールの自動運転技術企業MooVitaと戦略的提携を行う。両社は自動運転レベル3から4のフルスタックソフトウェアを共同開発し、徳賽西威のファームウェアに組み込む。今回の提携では、アルゴリズムや運営サービスに関し、車両の都市運転条件下で人の干渉を抑えた自動運転の開発で協力する。なお、自動運転コア技術は2023年上半期に投入される予定。(2022年8月9日付複数メディア報道より)

Qualcomm
-同社は、Qualcomm Technologiesと第4世代Snapdragon (驍龍)コックピットプラットフォームをベースにして徳賽西威の第4世代インテリジェントコックピットシステムを共同開発すると発表した。このコックピットシステムはマルチスクリーン連動、音声処理、ARなどの技術に対応し、ユーザーに豊富な没入型のインタラクティブな体験を提供する。第4世代Snapdragon (驍龍)コックピットプラットフォームは、コンピューティング、性能、機能安全の面におけるスマートカーのパーティションまたはドメインに対する要求を満たすことが可能である。(2022年1月5日付プレスリリースより)

 

事業再編

-2022年3月、第二工場と物流センターの稼働が開始となった。2,700平方メートルの第二工場はワイマールラガーフェルド基地にあり、今年1月上旬に準備作業を終え、6の生産ラインが生産を開始する。計画では今後3次元アンテナ測定室が建設されるという。(2022年3月3日付リリースより)

 

特許

-インテリジェントドライビング事業部がAutomotive SPICE CL3プロセス能力適合性評価に合格したと発表した。同事業部は2021年12月にAutomotive SPICE CL2に合格している。(2022年9月6日付徳賽西威のWechat公式サイトより)

-自動車サイバーセキュリティ規格であるISO/SAE 21434認証を取得したと発表した。同社はスマートコックピット、スマートドライブ、コネクテッドに継続的に注力し、ソフトウェア技術やサイバーセキュリティなどを向上させる。(2022年7月27日付徳賽西威のWechat公式アカウントより)

-中国自動車ベーシックソフトウェアエコシステム委員会(China Automotive Basic Software Ecosystem Committee、AUTOSEMO)に加入したと発表した。中国自動車ベーシックソフトウェアエコシステム委員会は中国自動車工業協会により2019年に設立されたもの。自動車及びソフトウェア業界の企業をメンバーに組み入れ、ソフトウェアアーキテクチャやインターフェース規格の構築を進める。また、業界のオープン化や連携の強化を推進し、産業発展を図る。(2022年7月13日付徳賽西威Wechat公式アカウントより)

-自社のスマートコックピットドメインコントローラーがAutomotive SPICE CL3プロセス能力適合性評価に合格したと発表した。2021年にはAutomotive SPICE CL2に合格している。今後、徳賽西威はASPICEの実施と普及をさらに促進していく。(2022年7月12日付徳賽西威のWechat公式サイトより)

 

研究開発費

(単位:百万元)
年度 2022年12月期 2021年12月期 2020年12月期
研究開発費 1,163.50 962.49 816.99
売上高研究開発比率(%) 11.14 10.06 12.02
研究開発人員数(人) 3,494 2,257 1,748
研究開発人員比(%) 44.49 42.25 40.69

-1992年、技術研究開発センターを設立。シンガポール、欧州、及び中国南京、成都、上海、深圳などに研究開発部門を保有。

 

研究開発拠点

-恵南工業団地の第2期建設を開始したと発表した。恵南工業団地は総敷地面積22万平方メートル、延床面積50万平方メートルの産業集積地で、コネクテッド研究開発センター、スマート工場、立体倉庫、国家レベルの実験センターおよび自動運転テストセンターが含まれている。2018年に着工し、2021年に第1期工場の稼働を開始した。第2期工場は延床面積が8.07万平方メートルで、電子製品材料の立体倉庫、原材料保管エリアのほか、システムインパッケージ(SIP)、SMT組立て、スクリーン貼り合わせ、カメラ組立ての工場などを含む。(2022年6月9日付徳賽西威公式WeChatより)

-上記のほかCNAS ISO/IEC17025の認定を受けた研究所を保有。設備能力、研究所規模ともに中国有数の規模であるという。RF及び電気性能、機械・環境信頼性、EMCに関する試験を行うことができ、カーエレクトロニクス試験規格の試験要件の90%以上を満たすことができるという。

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