中国の新車販売:2011年の販売見通しは2,000万台程度で、対前年約200万台増

主要乗用車メーカー発表の販売目標合計は1,480万台超

2011/02/22

要 約

  中国の2010年自動車販売 (輸出を含み、輸入販売を含まず) は、前年比32%増の1,806万台 (442万台増) に拡大し2年連続で世界最大の市場となった。そのうち、乗用車が33%増の1,376万台 (343万台増)、商用車が30%増の430万台 (99万台増)。

  中国汽車工業協会 (CAAM: China Association of Automobile Manufacturers) が2011年1月に発表した、2011年自動車販売見通しは、前年比 10~15%増の 2,000万台規模になる可能性があるとしている。

  また、中国政府系シンクタンク「国家信息中心」 (State Information Center) 傘下の経済コンサルティングセンター (経済諮詢中心) の市場研究部が2011年1月に明らかにした、2011年の自動車販売台数予測値は、乗用車が2010年比約14%増 (台数換算すると1,568万台)、商用車が約9%増 (同469万台) で、合計2,037万台程度になるとしている。

  2011年2月時点までに明らかになっている、中国自動車メーカーの2011年販売台数目標合計は、すでに1,950万台 (うち、乗用車1,480万台) に達している。

中国の輸出を含む車種別自動車販売台数の推移
(注) 1. 車種区分は、2005年に導入された新分類基準。商用車及び自動車合計にはシャシー及びセミトレーラーを含む。以下同様。
2. 2011年の自動車販売台数の予測値2,037万台 (乗用車1,568万台、商用車469万台) は、2011年1月「国家信息中心」傘下の経済コンサルティングセンター市場研究部の劉明主任 (部門長) が明らかにした乗用車及び商用車の成長率予測 (2010年比で乗用車が約14%増、商用車が約9%増) から換算。
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