中国市場2021年第3四半期(1):一汽、東風、吉利などの多くの企業が五カ年計画を発表

上汽集団は2025年前に炭素排出のピークアウト、広汽集団はCASE領域に850-1,000億元を投入

2021/10/29

要約

2020年 vs 2021年销量

 中国汽車工業協会(CAAM)の1012日の発表によると、20211-9月の販売台数は前年同期比8.7%増の1,862.3万台、そのうち新エネルギー車(以下、NEV)の販売台数は前年同期比1.9倍増の215.7万台となった。9月のNEVの比率17.3%NEV乗用車の比率は19.5%となった。

 2021年第3四半期(7-9月)の動向において、上汽、一汽、東風、長安、吉利などの中国自動車メーカーが相次ぎに「第14次五カ年」(2021年-2025年)発展計画を発表し、「新四化(電動化、インテリジェント化、コネクテッド、シェアリング)」の整備を引き続き加速し、特に自動運転、半導体チップ、水素エネルギー、バッテリーおよび充電/バッテリー交換などの領域に力を入れ、従来型の自動車メーカーからハイテク企業への転換を目指す。本レポートでは2021年第3四半期の中国市場における政府系および中国民営の主要完成車メーカーの主な動向を報告する。

 

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