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中国市場2021年第2四半期(2):中国新興EV・外資メーカーの動向、新政策など

NIOは電動車産業パーク、小鵬や合衆は新たに生産拠点を建設、外資は電動化戦略を発表

2021/07/26

要約

新桥智能电动汽车产业园NeoPark
新橋インテリジェント電動車産業パーク "NeoPark" (出典:NIO)

 2021年第2四半期に中国新興EVメーカーの蔚来汽車(NIO)、理想汽車(Li Auto)、小鵬汽車(Xpeng)、合衆新能源汽車(Hozon)などは生産拠点建設の動きがあった。

 自動車業界とは異業種の百度(Baidu)、小米(Xiaomi)は、第1四半期での車両製造への参画に関する発表に続いて、第2四半期はサイバーセキュリティソリューションを展開する360集団が合衆新能源汽車へ戦略的投資を行い、第二株主になると発表した。中国のIT企業はインテリジェントカーへの参入を加速しており、現在までにHuawei、百度、Alibaba、Tencent、滴滴(DiDi)、360集団などによる車両の製造やサプライヤーとして部品やソリューションの提供に乗り出している。

 電動車事業に注力している外資系自動車メーカーのBMWグループ、GM、Ford、現代自動車はいずれも中国における電動化戦略計画を発表した。BMWグループは2023年までに中国市場にBMW・MINIブランドからEVを12モデル発売する計画である。GMは2025年までに電動車向けプラットフォーム「Ultium」をベースとした新エネルギー車(以下、NEV)を10モデル以上発売する。FordはEV事業が将来的に中国における自動車事業の主要分野になると宣言。現代・起亜は2022年から毎年中国でEV専用モデルを発売するとした。

 本レポートは主に中国新興EVメーカーおよび外資メーカーの2021年第2四半期における中国での動向を紹介するとともに、2021年第2四半期に発表された中国自動車業界のいくつかの政策を簡単に報告する。なお、上海モーターショーで発表された内容については上海モーターショーレポート2021をご参照ください。


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