吉利汽車:2017年に新ブランドLYNK & COを投入、2020年の販売目標200万台

生産能力の拡充、新エネルギー車事業を加速

2017/03/29

要約

(資料:吉利汽車股肦年次報告書及びメーカー発表よりMarkLinesが作成、
Volvo Carsの販売台数除く)

 浙江吉利控股集団有限公司(以下、吉利グループ)は、乗用車及び商用車を生産/販売する中国で販売台数(工場出荷台数)第8位(2016年)の自動車グループ企業。民族系では長城汽車に続く第2位の販売台数を誇る。

 吉利グループの前身は創業者でグループのトップである李書福氏が、1986年に浙江省で起こした冷蔵庫部品工場である。1997年には自動車製造許可証を入手後、浙江省台州市臨海で操業を開始した。

 2005年にグループ傘下のGeelyブランドを有する吉利汽車控股有限公司(以下、吉利汽車控股)が香港証券取引所に上場した。上場後、2009年にはオーストラリアの自動変速機メーカーのドライブトレイン・システムズ・インターナショナル、2010年には、フォード傘下の乗用車部門のVolvo Cars、2013年にはロンドンタクシー等、海外企業の買収を積極的に行い、吉利グループ傘下に収めた。

 吉利汽車控股は2014年にブランドと販売チャネルの見直しを図った。その結果、現在吉利グループ傘下で生産している主なブランドは、GeelyとVolvoに統一されている。2016年には、吉利汽車控股のグローバルブランドとして若者をターゲットとした新ブランド「LYNK & CO」が発表された。なお、合弁会社(JV)のEVシティーコミューター及び小型EVモデルの康迪(KANDI)やJVのEVシティーコミューターの知豆 (ZD)は、2016年に吉利汽車控股から切り離され吉利グループ傘下のJVとなった。

 吉利汽車控股の2016年にGeelyブランドの車型構成の見直しにより、SUVモデルを増やすことで、前年比50%増の76万台を販売。売上高は前年比78%増の537億元、純利益は前年比126%増の51.7億元といずれも過去最高を達成した。2017年は、新型SUVやMPVそして、HybridやPHVの導入、グローバル市場を見据えた新ブランドのモデル「LYNK & CO 01」の発売により、目標販売台数を100万台と設定している。さらに、2020年までに新エネルギー車を増やし、200万台(LYNK & CO 含む、Volvo Cars、KANDI、ZD除く)を目指している。吉利汽車控股は、目標販売台数達成のために、グループ本部のある浙江省の既存工場の拡充や新エネルギー車生産のための新工場建設/稼働を急ピッチで進めている。

 本レポートは、吉利グループ傘下の吉利汽車控股を中心に、Volvoブランドに関しても一部報告する。



関連レポート:

中国の販売予測と自動車メーカーの計画:2017年末まで減税策が継続し、4.9%増の2,940万台へ(2017年2月)

2016年中国市場:排気量1.6L以下の乗用車の減税で過去最高の2,803万台を達成 (2017年1月)



吉利グループの概要:グループを構成する企業とブランド、販売台数

吉利グループにおける主なグループ企業の相関図(%は出資比率)

吉利グループにおける主なグループ企業の相関図



Geelyの販売台数(Volvo Carsを除く)

(台)

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
Geely中国国内 382,011 381,575 430,597 358,130 484,363 744,072
Geely輸出 39,600 101,908 118,871 59,721 25,734 21,779
Geely合計 421,611 483,483 549,468 417,851 510,097 765,851
康迪(KANDI) 0 0 0 0 14,078 11,745
知豆(ZD) 0 0 0 0 25,395 20,292
(資料:吉利汽車控股の年次報告書、吉利汽車控股発表資料、MarkLines データベースより作成)



吉利グループのブランド構成

ブランド名 ポジショニング 概要
Volvo Cars トップ 吉利グループにおけるトップブランド。2010年にフォードから吉利グループ傘下となり、再建された。
LYNK & CO ミドル 吉利グループにおけるグローバル市場を視野に入れたミドルクラスの新ブランド。2017年より市場導入予定。
Geely エントリー 吉利グループにおけるエントリーモデルを扱うブランド。2014年に、3ブランド(帝豪 (Emgrand)、全球鷹(Gleagle)、英倫(Englon))が統一されGeelyブランドとなった。
KANDI 合弁のEVブランド

EVコミューター及び小型EVを扱うJVブランド。2016年より、各車モデル名がGleagleとなった。

ZD EVコミューターを扱うJVブランド。





吉利汽車控股の中期目標:2020年に200万台に向けて生産能力強化とグローバルブランド展開を推進

 2016年11月の吉利グループの30周年記念式典で、2020年に生産/販売200万台を目標とする「吉利汽車20200戦略」を掲げた。2020年までに、30余りの幅広い車型の新型モデルを市場投入するとしている。販売目標200万台達成のために、生産能力の拡大や新規の新エネルギー車工場やエンジン工場の建設などの投資を積極的に行うとともに、ディーラー網の充実を図るとしている。

 Geelyブランドは中国国内では大手民族系メーカーで有名であるが、海外とりわけ先進国ではほとんど知られていない。こうしたなか、吉利汽車控股は、2016年10月に新たにグローバルブランド「LYNK & CO」をスウェーデンで発表した。新ブランドでは、中国市場で2017年にコンパクトクロスオーバーの「LYNK & CO 01」を発売し、その後、欧州や北米で展開する予定である。

注)「吉利汽車20200戦略」:2020年に生産/販売台数200万台を目標とするために、幅広い車型の新型モデル、生産能力拡大、ディーラー網の充実等を展開する戦略。

目標販売台数 ・2020年に販売台数200万台を目標とする。2017年の販売目標は100万台。(KADI、ZD、Volvo Carsを除く)
生産能力増強 ・浙江省台州、湖南省相潭などの工場で生産能力増強し、SUV及び新エネルギー車を製造する。
・新エネルギーの商用車10万台、157万基のエンジン、50万台の変速機、150万kWhの電池などを生産予定。
・貴州省貴陽市でエンジン工場の起工式が2017年2月に行われた。総投資額約50億元、年産40万基規模で、2019年6月に生産開始予定。
・商用車領域では、五龍集団の子会社で新エネルギーバスを製造する「重慶五龍新エネルギー汽車有限公司」と2016年10月に提携を2016年10月に締結。新エネルギー車の商用車領域に関する技術面や研究開発に注力する。
モデル計画 ・2017年-2020年の間に、新エネルギー車を含む30余りの新型モデルを市場投入する。自動運転技術やインテリジェント化などにも取り組む。
・新型モデルはセダン、クロスオーバー、SUV、MPVと幅広い車型を展開。細分化が進む小型車及び中型車の市場をカバーできるように対応する。
海外戦略 ・新ブランド「LYNK & CO」でグローバル化を推進する。
・同ブランド初モデルとなる「LYNK & CO 01」は、2017年に中国から販売を開始し、その後、欧州と北米で展開する。
ディーラー網の拡大 ・ディーラー数を中国全土で約1750店舗と拡大する。(2016年11月時点、約700店舗)
・甘粛省、青海省、新疆ウイグル自治区などの西部地域にもディーラー網を広げる。
・店舗数だけでなく、サービスなどのソフト面も強化する。
(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)


新エネルギー車戦略:2020年までに新エネルギー車領域を強化

 吉利汽車控股の新エネルギー車戦略「藍色吉利行動」が2015年11月に発表された。主な柱は下記の5点である。

  1. 2020年までに中国政府が「第4弾乗用車燃費規制」で発表した、「企業平均燃費目標値5L/100km」以内に燃費を抑える。
  2. 消費者に対して、従来のガソリン車の購入コストでPHVを提供する。
  3. 2020年までに販売台数の90%以上を新エネルギー車とする。内訳は、65%がPHV及びHybrid、35%がEV。
  4. 水素燃料及び金属燃料電池の自動車における研究開発の実質的な成果を得る。
  5. 新エネルギー技術、インテリジェント化、軽量化技術に関して、業界で先行する。
Hybridシステムの
工場建設
・2014年にHybrid車の電池サプライヤー「湖南科力遠」とHybrid技術の向上と完成車用の電池供給などを目的とした、合弁会社「科力遠混合動力技術有限公司(CHS)」を設立。
・「年産100万台セットの省エネルギー車/新エネルギー車のHybridシステムの産業化」プロジェクトを2016年2月に発表。
・合弁会社の本社、研究開発センター、工場ともに湖南省長沙市のハイテク産業開発区に設立される。
・第1期は投資額36.85億元で年産30万台規模。2017年中に生産を開始予定。
電池工場への投資 ・吉利と香港洪橋集団が設立した「浙江衡遠新源科学技有限公司」が、年産150万kWhに対応可能な工場の起工式を浙江省金華市で2016年4月に執り行った。投資金額は20.5億元。工場建設後は、電気自動車8万台相当の電池が生産される。なお、金華市には、浙江吉利控股集団が出資しているシティーコミューター及び小型EV製造の康迪電動汽車の本社がある。
充電設備の建設 ・2016年8月に吉利グループの子会社「吉利新エネルギー車販売会社」と国家電網「State Grid」が、充電設備の建設に関する提携を行った。充電設備関連のみならずカーリースなどの事業に関しても共同で行う。
新エネルギー車
生産拠点の建設

・浙江省義鳥市に総投資額72億元をかけた、新エネルギー車のプロジェクトが2016年末に発表された。新型車への開発投資額は15億元で、2018年の完成後は年産10万台規模の工場となる。

・義鳥工場は、英国生産の2.5t、3.5tのプラットフォームがベースの商用車を中心に6モデルが生産される。同工場での生産モデルには、ロンドンタクシーTX5シリーズのEVモデルも含まれる。

注)上記のように吉利汽車控股は、「2020年までに販売台数の90%以上を新エネルギー車とする」と発表したが、同社の2020年の販売台数目標は200万台としており、同社の目標通りだとすると2020年までに年間180万台の「新エネルギー車」を販売することになる。なお、2016年の吉利汽車の新エネルギー車(HVは含まない)の販売台数は、康迪(KANDI)と知豆 (ZD)の台数を含めても、約8万台に過ぎない。吉利汽車の目標とする「新エネルギー車」にはHVが含まれた台数としているが、一般的な中国での新エネルギー車はEV/PHV等を指し、HVは含まれない。

(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)



メタノール燃料電池車への取り組み

 吉利汽車控股は自社の新エネルギー車をEV、Hybrid、PHVの3路線としているが、メタノール燃料車の開発も2005年から開始している。2014年には中国政府より、吉利汽車製造のメタノール燃料車の認可がおり、すでに一部地域で、メタノール燃料のタクシーが導入されている。また、2017年内にメタノール燃料車の生産工場の稼働も計画されている。中国政府機関の工業和信息化部では、2017年に入りメタノール車の活用を推進する動きがある。

メタノール車生産工場の稼働 ・2015年11月に貴州省貴陽市でメタノール車の生産工場の起工式が行われた。総投資額は100億元、総面積約27万㎡、年産10万台の規模。2017年に生産開始予定。生産モデルはセダンと報じられている。
・なお、2017年3月時点で吉利汽車控股は、メタノールを燃料とするタクシーを山西省晋中市と貴州省貴陽市に一部導入済みである。
・アイスランドの再生可能メタノール技術を持つ化学メーカー「Carbon Recycling International (CRI)」に、2015年7月に4000万USドルの投資を行った。
(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)



EVの康迪(KANDI)と知豆(ZIDOU)

 EVに関しては、吉利汽車控股が出資していたシティーコミューター及び小型電気自動車製造の「康迪電動汽車」とシティーコミューター製造の「寧海知豆汽車」を親会社の吉利グループへ2016年8月に売却した。売却理由として、吉利汽車のブランドイメージ向上のためと一部報道があるが、康迪と知豆の自動車は安価なモデルのため、利幅が少なく政府による新エネルギー車の補助金対象とならないため、吉利汽車控股から切り離したとの見方もある。知豆汽車は単体でEVの製造認可を取得した。今後、知豆は吉利グループの一部の小型EVを製造する動きがあると報道されている。

康迪と知豆 ・吉利汽車控股が出資する康迪電動汽車と寧海知豆汽車の株式を、親会社の浙江吉利控股集団へ2016年8月に売却した。

・寧海知豆汽車が単体で、中国政府よりEVの製造認可を2017年3月に取得した。
・寧海知豆汽車は、甘粛省蘭州市の工場設備及び生産ラインの改造を図る。投資額は8.8億元で年産4万台で、吉利グループの一部のEVも製造する。2017年7月-9月が工場建設期間で、年内に「知豆D3」を発表予定。

(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)





Geelyブランド: 値ごろ感のあるブランドと幅広い製品ラインナップで販売台数が増加

 吉利汽車控股は2014年に3ブランド (帝豪 (Emgrand)、全球鷹(Gleagle)、英倫(Englon))を廃止し、 2014年に「Geely」の1ブランドに統合するとともに、ブランドロゴの統一を発表した。それに伴いディーラーネットワークも、3つのチャネル展開から、1チャネルに集約。効率化を図り、「Geely」ブランドに資源を集中させた。現在Geelyブランドは、吉利グループのVolvoブランド、LYNK & COに続く、エントリーブランドと位置づけられている。

 「Geely」ブランドのうち中国で最も人気があり、Geelyブランド統合の際にモデル名として残った「帝豪 (Emgrand)」は、豊富な製品ラインナップ*と値ごろ感のある価格で、2016年に累計販売100万台を突破した。帝豪シリーズの各セダンモデルも2015年に引き続き好調で、吉利汽車控股の販売台数全体の約3割を占めた。また、2016年3月に発売された若者がターゲットの「博越 (Bo Yue)」は、中国で人気のSUVモデルで、2016年12月までに販売台数10万台を超える人気モデルとなっている。

 2017年の吉利汽車控股の販売目標台数は、前年比約30%超の100万台としており、販売目標達成のために、新型の小型SUVやMPV、HybridやPHVなどの市場導入が予定されている。

*帝豪、遠景、金剛の各シリーズは、SUV及びセダンの車型を設定。博越はSUVのみ。博瑞はセダンモデルのみ。(2017.02時点)

Geelyブランドで展開する主なモデル

帝豪 (Emgrand)シリーズ ・2009年にセダンモデルの初代「帝豪」が発売されて以来、Geelyブランドで最も売れているシリーズ。2016年に累計100万台を達成。現在は、ハッチバックモデルやSUV、EVも展開。価格は、「新帝豪」6.98万元台より。
・若者からビジネスユースまで幅広い層がターゲット。
遠景 (Vision)シリーズ ・セダンモデルとSUVの車型を展開。1.3Lターボエンジンから2.4Lガソリンエンジンまで幅広い排気量設定。価格は、5.39万元より。主なターゲットはファミリー層。
金剛 (King Kong)シリーズ ・セダンモデルとハッチバックの車型を展開。排気量は1.5Lのみ。
・「金剛超越型」は、4.59万元。シリーズで、最も価格帯が高いセダンモデル「金剛CROSS」は、5.29万元より。
博越 (Bo Yue) ・2016年3月に発売されたSUVモデル。2016年12月までで販売台数10万台を突破した。2017年1月-2月の合計販売台数は4万台超。
・1.8Lディーゼルエンジンは6速AT/6速MT/四駆、2.0Lガソリンエンジンは6速ATを設定。価格は9.88万元より。
博瑞 (Bo Rui) ・2015年4月に発売された中型セダン。1.8Lディーゼルエンジンと6速AT、2.4Lガソリンエンジンと6速ATの設定。フラッグシップモデルは3.5Lガソリンエンジンと6速ATの設定となる。価格は13.98万元より。
(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)
帝豪EV
帝豪EV
博越
博越(写真:吉利汽車)





LYNK & COブランド:外資を競合に見据えたグローバルブランド

 吉利汽車控股は、中国民族系メーカーとして初めて、グローバル市場を見据えたブランドLYNK & COを2016年10月に発表した。新ブランドのポジショニングは、GeelyブランドとVolvoの間に位置づけられ、外資ブランド車を競合としている。メインターゲットは、トレンドを求める若者とし、そのため、販売方法も従来のディーラーでの販売スタイルとらわれることなく、オンラインやショッピングモールでの販売など、ユニークなスタイルで展開する予定である。Geelyブランドは、10万元以下から車両購入が可能で、一方Volvoブランドは20万元以上からの価格設定となっている。そのため、LYNK & COブランドの製品は、両ブランドの中間の価格帯からのスタートだろうと一部で報じられている。

 台州路橋で生産予定の「LYNK & CO 01」は、2017年第4四半期に最初に中国で市場投入され、その後、欧州と北米で展開するとしている。当初、欧州と北米の市場投入は、2018年の発売予定だったが、現在は2019年第1四半期に変更されたとの報道がある。

LYNK & CO
LYNK & CO 01(写真:China-Euro Vehicle Technology*)
コンセプト Personal, Connected and Open
ネーミングの由来 LYNK:東洋と西洋の自動車産業の良い点を集め、東西の文化を融合させ、人、シーン、体験をテクノロジーで途切れなく繋ぐ。
CO:インターネット時代の開放と連携、無限の可能性。
メインターゲット トレンドを求める若者。
投入モデルと時期 ・第一弾のモデルはコンパクトクロスオーバー「01」で、3気筒1.5Lターボエンジンと4気筒2.0Lターボエンジン及びHybridモデルを予定。
・競合モデルは、外資合弁ブランドのコンパクトSUVを想定。
・Volvoとの共同開発のモジュール化された「CMA(Compact Modular Architecture)」の小型車のメガプラットフォームを採用。
・「LYNK & CO 01」の中国での販売時期は、2017年の後半で、その後、欧州、北米に2019年の第1四半期に市場投予定と報道されている。なお、欧州や北米への導入は当初2018年であった。
・欧州や北米へは、中国で組み立て後に輸出。
販売目標 ・2020年までにグローバルで30万-40万台を目標(2020年の目標販売台数200万台に含まれる)とし、2022年には、50万台の販売台数を目指す。
販売体制 ・ディーラーのみならず、ショッピングモールでの販売やインターネットを通じての販売など、従来の販売形式にとらわれない手法で展開する。
・中国で170店舗を開設予定。

(資料:吉利汽車控股の資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成)

*China-Euro Vehicle Technology:Volvo Carsと吉利が共同設立したLYNK & COおよびVolvo Carsの開発を行うスウェーデンにある技術センター





吉利汽車控股の販売状況:2016年前年比50%増、2017年も引き続き販売が好調

中国国内販売状況

 吉利汽車控股の2016年の販売台数は前年比50.1%増の過去最高の76.6万台となった。うち中国国内の販売台数が全体の97.2%の74.4万台である。2016年の中国自動車市場全体の販売台数増加率13.9%と比較しても、圧倒的に販売台数が伸びている。

 2016年の下期からの飛躍的な伸びは、2016年12月の排気量1.6L以下の小型乗用車に対する減税終了前の駆け込み需要*の影響が大きかった。

 その他販売台数増の要因は、吉利汽車控股が中国で人気のSUVモデルの市場投入に注力したことが挙げられる。2015年はモデルの9割近くがセダン・ハッチバックを占めており、SUVモデルはわずか11.5%であったが、2016年は車型構成の見直しを図り、SUVモデルが30.6%まで増えた。

 2017年に入っても販売台数は伸び続け、前年同期比105%増の19.2万台となった。2017年1月-2月のSUVモデルの販売台数は、前年同期比約10倍の7.9万台。2017年は、新型SUVモデルの導入やHybrid及びPHVの導入、そしてグローバル市場を見据えた新ブランドのコンパクトクロスオーバー「LYNK & CO 01」で販売台数100万台を目指す。



*当初は2016年末に税率を5%引き下げる優遇政策が終了となっていたが、2016年12月中旬に2017年1月1日より税率7.5%と引き上げる形で2017年末までの延長を発表。2018年1月1日からは、税率10%に戻すとしている。

吉利控股の各年ごとの月別販売台数推移

吉利汽車控股の2015年の車型割合

吉利汽車控股の2016年の車型割合



海外/輸出状況

 吉利汽車控股は2003年に輸出を開始して以来、中東、東欧、南米を中心に2013年まで順調に輸出を伸ばしていた。しかし、2013年の11.9万台をピークに減少。年次報告書によると、2014年の台数減少は、吉利汽車控股の主要輸出国であるロシア、ウクライナ、中東での経済減速と政治的環境に起因するとしている。また、ロシアに関しては、ルーブルの下落により為替差損が生じ、ロシア事業の再編が行われた。

 吉利汽車控股は現地生産を進めようとしており、実際2010年初頭よりKD生産を行っているが、思うように販売台数は伸びておらず、むしろ減少傾向にある。

吉利汽車の輸出台数推移



吉利汽車控股の主な輸出先での販売台数(Volvo Cars、KANDI、ZDを除く)

(台)

  2012年 2013年 2014年 2015年
サウジアラビア 15,163 14,548 4,445 6,965
 スリランカ 2,664 1,479 1,986 4,598
エジプト 2,829 12,209 16,533 3,559
オマーン N/A N/A 1,324 2,162
キューバ 1,986 1,082 1,554 1,628
チリ 2,744 4,229 N/A 985
ウクライナ 12,835 18,810 3,128 816
アルジェリア N/A 1,187 1,169 619
UAE N/A N/A N/A 597
ウルグアイ N/A 2,909 3,150 526
スーダン N/A N/A N/A 470
カザフスタン N/A N/A N/A 400
ロシア 24,924 32,106 10,037 N/A
ベラルーシ N/A 6,036 9,522 N/A
イラン 4,165 12,514 3,508 N/A
イラク 22,882 4,203 N/A N/A
リビア N/A 1,019 N/A N/A
南アフリカ 1,258 N/A N/A N/A
トルコ 1,036 N/A N/A N/A
その他 9,422 6,540 3,365 2,409
合計 101,908 118,871 59,721 25,734
(資料:吉利汽車控股の年次報告書よりMarkLinesが作成)





吉利汽車控股の業績:2016年の売上高537億元、純利益51.7億元で過去最高を達成

 吉利汽車控股の2016年の売上高は対前年比78.3%増の約537.2億元で過去最高を達成している。2016年は、新型モデルの市場投入による、販売台数の増加で、純利益は前年比125.9%増の51.7億元となった。

 2016年の売上高及び利益増は、他社より遅れをとっていた中国で人気の車型であるSUVの導入を行ったことが挙げられる。具体的には、遠景シリーズと帝豪シリーズでのSUVモデル、そして、年間販売台数10万台超で人気モデルとなった博越 (Bo Yue)の販売が好調だった。また、帝豪シリーズの各種セダンモデルも2015年に引き続き好調で売上高増に貢献した。

 なお、2014年の売上高の落ち込みは、吉利汽車控股のブランド再編によるものとされ、近年は「Geely」ブランドイメージ、製品やサービスのクオリティーが改善されたとしている。

 

吉利汽車の売上高及び純利益推移

(百万元)

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
Revenue 24,628 28,708 21,738 30,138 53,722
Gross profit 4,559 5,766 3,963 5,471 9,842
Gross profit margin % 18.5% 20.1% 18.2% 18.2% 18.3%
Pre-tax Profit 2,529 3,304 1,943 2,875 6,204
Net profit 2,050 2,680 1,449 2,289 5,170
Research & development 206 277 212 259 212
% revenue 0.8% 1.0% 1.0% 0.9% 0.4%
(資料:吉利汽車控股の年次報告書、吉利汽車控股発表資料よりMarkLinesが作成)


吉利グループの生産拠点: 新エネルギー車工場建設を加速

 2020年に販売台数200万台を達成するため、また中国で国を挙げて力を入れている新エネルギー車の発展に対し、吉利グループは新エネルギー車の工場建設を積極的に行っている。2017年7月に四川省南充市、2018年に浙江省義鳥市と、それぞれ新たに稼働する新エネルギー工場では、MPVやピックアップトラックを含む商用車モデルを生産。貴州省貴陽市の新エネルギー工場では、メタノール車を生産する。河北省張家口の工場では、Volvo車と共通のCMAプラットフォームの新モデルの生産が予定されている。

 また、2016年7月に吉利汽車控股から親会社の吉利グループの傘下となった知豆電動汽車は、小型の電気自動車の製造認可が2017年3月に下り、2017年9月に工場が稼働、吉利グループの電気自動車の製造を担う。

 吉利汽車控股の海外生産は、2010年代から行われ、現時点では全てKD生産である。2017年下期にはベラルーシの合弁工場が稼働し、博瑞 (Bo Rui)が製造予定となっている。一方、ブラジルでの工場建設が検討されていたが、ブラジル経済の低迷により、2016年4月に市場からの一時撤退を表明した。

 2017年3月には、グループ傘下のロンドンタクシーの英国工場が完成し、EVの新型ロンドンタクシーが製造予定となっている。



中国での生産拠点(Volvo Carsを除く)

工場 単位:台/年
2017年 計画
浙江省 台州臨海工場(浙江陸虎汽車有限公司) 24万 30万
台州路橋工場(浙江金剛汽車有限公司) 10万 10万
寧波北侖工場(浙江吉潤汽車有限公司) 20万 30万(2018年)
杭州湾工場
春暁工場 15万 15万

杭州大江東新エネルギー車工場

建設中 10万(2018年)
陜西省宝鶏基地 20万 20万
湖南省湘潭工場(湖南吉利汽車部件有限公司) 12万 30万
山東省済南工場(済南吉利汽車有限公司) 20万 20万
山西省晋中新エネルギー車工場 20万 20万
浙江省義鳥新エネルギー車工場 建設中 10万(2018年)
成都工場(成都高原汽車工業有限公司) 10万 10万
新エネルギー商用車工場(南充工場) 10万(2017年7月に稼働予定) 10万
貴州省貴陽新エネルギー車(メタノール車)生産工場 30万(2017年第4四半期に稼働予定) 30万
河北省張家口工場 12万 12万
Geely及びLYNK & COブランド車の合計 203万 257万
蘭州知豆EV(乗用車)工場 4万(建設中) 4万
吉利知豆電動車寧波基地 5万(2017年下期稼働予定) 10万
(資料:吉利汽車控股発表資料及び各種報道をもとにMarkLinesが作成 2017.3)



主な海外生産拠点

ベラルーシ ・2013年7月、鉱業機械大手のBelAZ社(54.8%)、自動車部品製造大手SOYUZ(9.6%)と、浙江吉利控股集団(35.6%)の3社で、合弁会社「BELGEE」を設立した。投資総額5億ドル超。SUVとセダンを生産。1期SKD生産を2013年に開始。
・2期はCKD生産で2015年8月に着工され、2017年下期に稼働予定。年産6万台を目標で、年間販売台数5万台達成後に、二直で稼働する。
・ロシアやウクライナ市場など、CIS全体をターゲット市場とする。
ブラジル ・2014年の「帝豪EC7」を現地パートナーGandiniを通じて市場投入する際に、工場建設も検討すると発表された。
・ブラジル経済低迷にともない、販売台数が伸びず、2016年4月にブラジル市場からの一時撤退を表明。なお、2014年3月から2016年4月までの販売台数は約1千台。
イギリス

・吉利グループが出資するロンドンタクシーの英国コベントリー工場が2017年3月に完成した。年間3万台のEV商用車の生産を計画している。第一弾はEVの新型ロンドンタクシーTX5モデルで、2017年第4四半期のロンドンで発売され、2018年初めにはグローバルで展開する。

(資料:MarkLinesデータセンターが各種報道をもとに作成 )


Volvo Cars:吉利グループのトップブランドとして業績が回復

 Volvo Cars(乗用車部門)は、2010年にフォードから浙江吉利控股集団(吉利グループ)傘下となった。現在Volvoブランドは、吉利グループのトップブランドと位置づけており、買収後も本部や開発の中心をスウェーデンに置き、北欧ブランドのイメージを踏襲している。

 2012年は欧州の経済低迷の影響を受け販売台数は減少したが、その後は着実に販売台数を伸ばし、2016年は、前年比6.2%増の53.4万台を達成した。また、2012年は純損失だったが、2016年は前年比67%増の74.6億クローネの純利益となった。吉利グループの傘下となり再建を果たしたVolvo Carは、2016年12月、機関投資家を対象に第三者割当増資を行い50億クローネの調達を行うと発表した。

 販売台数のさらなる向上のために、河北省張家口にエンジン工場が2016年に稼働し、北米では2018年に完成車工場の稼働が予定されている。一部モデルのスウェーデンでの生産を停止し、既存の中国工場へ移管するとしており、アメリカへの輸出も中国から行う。また次世代の新型S60を中国生産するなど、グローバルの生産及び輸出のハブとしての役割を中国が担う。

*1クローネ=約12.8円(2017年3月15日)

Volvo Carsの販売台数推移 Volvo Carsの収益推移



Volvo Carsの主な動向

2025年に
新エネルギー車累計100万台

・2015年に「ゼロエミッション」を新エネルギー戦略として発表した。
・全ラインナップにPHVモデルを設定し、Volvoの発展中期において、新エネルギー車のモデルを総販売量の10%とする計画を図っている。2019年にはEV量産車を発表予定。
・発表予定のEVは、CMA(Compact Modular Architecture)をベースで外観はクロスオーバーの40シリーズをイメージ。
・2025年までにグローバルで新エネルギー車を累計100万台の販売を目指すと2016年10月に発表した。
グローバル生産/輸出の中核としての中国 ・グローバル生産と輸出の中核を中国とすることを2016年11月に発表した。
・S90のスウェーデンでの生産を縮小し、将来的には生産を停止。黒竜江省大慶の工場に移管。S90のアメリカへの輸出も中国から行う。
・次世代新型の中型車S60は、四川省の成都工場とスウェーデンで生産。成都工場はSPA(Scalable Product Architecture)をベースとしたモデルを生産する。成都工場では、Volvo車のみならず、LYNK&CO車の生産も報じられている。
中国 エンジン工場建設 ・河北省張家口の南山産業エリアにあるエンジン工場が2016年4月に稼働した。エンジン工場への総投資額は32億元、年産32.5万基の規模。XC60やS60Lに搭載されるDrive-Eのエンジンを生産。
北米工場 ・アメリカのサウスカロライナ州で、完成車工場が2018年下期に稼働予定。総投資額5億USドル、年産最大10万台で初年度は6.5万台を計画。生産モデルは、SPAプラットフォームがベースのS60セダンで現地部品調達率40%としている。



Volvo Carsの生産拠点

工場 単位:台/年
2017年 計画
Volvo 中国 成都工場 12万 15万
大慶工場 8万 20万
台州工場 計画中 20万(2018年)
スウェーデン Gothenburg工場 30万 30万*
ベルギー Ghent工場 30万 30万
U.S.A South Carolina工場 建設中 10万(2018年)
合計 80万 125万(2018年)
*将来的にS90の生産停止。
(資料:MarkLinesデータセンターが各種報道をもとに作成 2017.3)


吉利グループの中国販売台数(工場出荷台数)

(台)

メーカー 車種 モデル 2014年 2015年 2016年 2016年1月-2月 2017年1月-2月
吉利控股集団 (Geely) SUV 遠景 (Vision) SUV 0 0 49,447 0 20,240
全球鷹 (Gleagle) GX7 63,799 59,930 15,298 7,735 0
帝豪 (Emgrand) GS 0 0 60,521 0 18,393
博越 (Bo Yue) 0 0 109,209 0 40,284
基本型乗用車
(セダン・ハッチバック)
EC7 165,239 206,226 17,181 36,748 26,314
EC8 3,186 2,553 11 11 0
TX4 2,788 1,804 1,300 105 107
海景 (Haijig) 26,281 4,646 0 0   0
吉利遠景 (Vision) 38,317 121,969 137,687 23,025 28,882
吉利金剛 (Geely King Kong LG-1) 80,282 57,387 63,413 15,565 11,068
熊猫 (Panda (LC-1)) 26,890 24,586 7,178 1,139 411
自由艦 (CK) 18,991 10,717 260 260 0
帝豪 (Emgrand) 0 0 223,781 0 47,057
帝豪 (Emgrand) GL 0 0 30,037 0 18,235
博瑞 (Bo Rui (GC9)) 0 32,562 51,828 8,616 7,059
合計 425,773 522,380 767,151 93,525 191,736
沃爾沃汽車
(Volvo Cars)
MPV XC90 (Volvo Cars (2011-)) 0 0 392 0 0
SUV XC60 (Volvo Cars (2011-)) 0 0 39,374 0 5,817
基本型乗用車
(セダン・ハッチバック)
S60 (Volvo Cars (2011-)) 0 0 29,608 0 3,889
S90 (Volvo Cars (2011-)) 0 0 968 0 1,654
合計 0 0 70,342 0 11,360
長安福特汽車
(長安Ford)
基本型乗用車
(セダン・ハッチバック)
沃尓沃 S80 (Volvo Cars (2011-)) 4,385 2,975 0 0 0
康迪電動汽車集団
(KANDI)
基本型乗用車
(セダン・ハッチバック)
康迪 (KANDI) K10 0 12,133 3,185 0 0
康迪 (KANDI) K11 0 0 199 0 0
康迪 (KANDI) K12 0 0 1,499 0 0
康迪 (KANDI) K17 0 1,945 6,862 0 0
合計 0 14,078 11,745 0 0
吉利知豆電動車 基本型乗用車
(セダン・ハッチバック)
D1 0 17,581 11,201 0 0
D2 0 7,814 9,091 0 2,206
合計 0 25,395 20,292 0 2,206
吉利四川商用車有限公司 軽型トラック 0 0 652 0 162
軽型バス 0 0 442 0 0
軽型バス (シャシー) 0 0 71 0 0
重型トラック 0 0 168 0 32
中型トラック 0 0 608 0 82
中型バス (シャシー) 0 0 20 0 0
合計 0 0 1,961 0 276
総合計 430,158 564,828 871,491 60,138 205,578
(資料:MarkLines データベース)


LMC生産予測:吉利汽車グループの生産は堅調な伸び、2020年には187万台となる見込み

LMC Automotive、2017年1月)

吉利汽車グループのライトビーグル生産予測(LMC Automotice)

 LMC Automotiveの2017年1月予測によると、吉利汽車グループ(Volvo Carsを含む)の2017年の生産台数は前年比20.9%増の161万台になる見込み。その後も生産は引き続き伸び、2020年には対2017年比15.9%増の187万台となる予測である。

 吉利汽車グループは、3つのサブブランドを段階的に廃止しGeelyブランドのみを残し、グループの経営資源を、核となるモデルの開発に集中する。アジア太平洋地域でのGeelyの生産台数の99%以上は中国工場で行われており、他にはマレーシアでVolvoブランドの組立台数が若干あるのみである。

 Geelyブランドではプラットフォームを共有する2つのコンパクトSUVを2017年と2018年に発売予定である。LMC Automotiveは、これら2つのモデルは中国市場で良好な販売となるであろうと予測している。

 同グループが計画中の新しいブランド戦略は、VWグループと似ている。Volvoブランドを最上位ブランドとし、複数ブランドの統一後のGeelyブランドは下位ブランドとして位置付けられる。2016年10月発表されたLYNK & COブランドは、その2つのブランドの中間、VWブランド/Fordブランドとの競合ブランドに位置づけられる。LYNK & COブランドからは、GeelyとVolvoとの共同R&Dセンター(CEVT)で設計された新たなプラットフォームを採用したモデルが発売される予定。

 また、吉利汽車グループの欧州における生産台数の多くは、再建したVolvoブランドによるもので、グループの欧州生産の約98%を占めている。2016年の同グループのロシアとベラルーシでの生産は、政治情勢と自動車市場の低迷によって苦戦した。

 2017年に入っても、Volvoの新型モデル投入の動きが続き、ブランドの核となるモデルXC60のフルモデルチェンジが行われる。LMC Automotive は、新モデルの生産台数が2018年も増えていけば、近年のVolvoブランドの台数増加をより強固なものとし、将来の成長の礎をもたらすとしている。 Volvoブランドのモデルは、中国においても今後数年間の伸びが見込まれ、2020年までにグループの中国販売の15%ほどを占めると予測する。



吉利汽車グループの市場・ブランド別生産予測 (LMC Automotive, 2017年1月)

(台)

COUNTRY GLOBAL MAKE 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
Geely Group Geely 457,507 523,419 784,810 951,108 837,991 761,042 748,338
Volvo 461,426 503,503 517,473 560,419 629,819 706,984 740,247
LYNK & CO 0 0 0 30,440 152,775 224,135 264,416
Kandi 0 10,589 10,881 39,825 46,902 57,042 68,940
Zhidou 0 25,398 20,315 30,611 31,912 33,165 33,063
LTC 1,376 1,171 1,360 1,137 8,140 13,809 14,498
Geely Group Total 920,309 1,064,080 1,334,839 1,613,540 1,707,539 1,796,177 1,869,502
China Geely 429,150 516,854 780,190 946,594 832,400 755,090 742,052
Volvo 41,829 67,950 68,302 93,944 121,774 157,313 181,868
LYNK & CO 0 0 0 30,440 152,775 224,135 264,416
Kandi 0 10,589 10,881 39,825 46,902 57,042 68,940
Zhidou 0 25,398 20,315 30,611 31,912 33,165 33,063
China sub-total 470,979 620,791 879,688 1,141,414 1,185,763 1,226,745 1,290,339
Belgium Volvo 264,118 252,533 249,717 228,334 238,327 252,640 265,252
Sweden Volvo 153,515 181,453 197,881 235,455 265,995 233,713 220,820
USA Volvo 0 0 0 0 862 60,307 69,136
UK LTC 1,376 1,171 1,360 1,137 8,140 13,809 14,498
Belarus Geely 9,445 4,081 4,212 4,514 5,591 5,952 6,286
Malaysia Volvo 1,964 1,567 1,565 2,686 2,861 3,011 3,171
Russia Geely 10,697 871 0 0 0 0 0
Volvo 0 0 8 0 0 0 0
Russia sub-total 10,697 871 8 0 0 0 0
Ukraine Geely 7,328 0 0 0 0 0 0
Kazakhstan Geely 733 1,004 201 0 0 0 0
Uruguay Geely 154 609 207 0 0 0 0
Source: LMC Automotive "Global Automotive Production Forecast (January 2017)"
(Note) 1.  データは、小型車(乗用車+車両総重量 6t以下の小型商用車)の数値。
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キーワード

吉利汽車、Volvo、LYNK & CO、Geely、新エネルギー車

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