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I. はじめに

自動車のコックピットモジュールは、インストルメントパネル、センターコンソール、フロアコンソール、ステアリングホイール、インストルメントクラスター、グローブボックスなど、さまざまな主要コンポーネントの集合体である。

自動車用コックピットモジュールの主要コンポーネント
(マークラインズ作成)

コックピットのレイアウトや表示されるコンテンツは、新しいHMI技術やADASシステムの市場投入に伴い、年々大きく変化している。メータークラスターを備えたインストルメントパネル、ステアリングホイール、ラジオやエアコンが組み込まれたセンターコンソールやフロアコンソール、およびグローブボックスなどで構成される従来型の比較的シンプルなコックピットは、新たに発売された欧州車モデルでは姿を消した。

最新のコネクテッドスマートコックピットには、より複雑であり、安全で注意散漫にならない操作を実現する高度なヒューマン・マシン・インターフェイスが求められている。

先進的でコネクテッドな車内インテリアへの需要が高まるにつれ、自動車用コックピットモジュール市場は大きく成長している。また、独自のインターフェイスを必要とする電気自動車の需要増加も、この市場の成長を後押ししている。

コックピットレイアウトの進化は、以下の表に示すタイプに大別できる。

コックピットレイアウトの進化
(マークラインズ作成)

タイプ1とタイプ2は、欧州市場からほぼ完全に姿を消した。ナビゲーションシステムは車載インフォテインメント(IVI)システムに置き換えられ、デジタルドライバーインフォメーションディスプレイが従来のアナログメータークラスターに取って代わった。

IVIシステムのディスプレイは、センターコンソールに組み込まれているか、インストルメントパネル上に独立して設置されており、ポートレートタイプ(縦置き)とランドスケープタイプ(横置き)に分類される。IVIシステムは、アナログメータークラスターまたは完全なデジタルメーターディスプレイと組み合わされる。

タイプ3のコックピットは依然として欧州市場で一般的であるが、タイプ4や5のコックピットへのシフトが明確になってきている。

最近市場に投入された新型車のコックピットは、整然としており、ディスプレイはほぼ同じ高さに配置された1つのユニットに統合され、均一なディスプレイ景観を作り出している。タイプ6は、フロントガラスディスプレイ技術の進歩に伴い、将来的に物理的なディスプレイがコックピットから消える可能性を示している。

これらのディスプレイタイプに加え、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の人気が高まっている。HUDは主に、速度、交通標識、ナビゲーション指示、先進運転支援システム(ADAS)から提供される情報など、運転に関連する情報を表示するために使用される。主流車種や低セグメント車種にはまだコンバイナー式HUDが多く装備されているが、高セグメント車種やプレミアム車種には、より高品質なフロントガラスHUDが採用されている。さらに、ドライバーの状況認識を大幅に向上させる、拡張現実(AR)HUDを搭載した最初の自動車も市場に登場している。

上表のコックピットシナリオの図が不必要に複雑になることを避けるため、利用可能なHUDは示されていない。HUDは、タイプ3以上のコックピットを搭載した車で利用することができる。また、通常IVIディスプレイのすぐ下のセンターコンソールやフロアコンソールに配置されるタッチコントロールパネルについても、図には含まれていない。

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