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オーストラリア:2010年に、2年ぶりに100万台販売を見込む

トヨタとFordは環境対応型エンジン、Holdenは小型車Cruzeを生産

要 約

 オーストラリアでの自動車販売台数は、2007年、2008年には連続して100万台を超え、2009年は経済危機の影響下でも、政府の事業用車購入についての税額控除政策の効果により94万台を維持した。2010年は1~11月で95万台に到達し、年間で2年ぶりに100万台の販売を見込む。

 国内販売の内訳としては、輸入車が増加して2007年以降は国内販売の8割を超え、オーストラリアでの生産台数(2008年3月に現地生産から撤退した三菱自動車を含む)は、2007~2008年の32~33万台レベルから2009年は22万台強に減少した(2010年1~11月期の生産も22.6万台で11.0%増にとどまる)。

 オーストラリア政府は、輸入車関税を2005~2009年の10%から、従来からの予定通り2010年1月に5%に引き下げる一方、環境対応車の開発・生産などに2020年までに総額62億ドル (豪ドル、以下同様) を支援する計画を発表した(2009年11月発表)。輸出競争力を強化し、オーストラリアでの自動車開発・生産体制を維持するとしている。

 こうした環境下で、現地生産3社は、オーストラリア政府のGreen Car Innovation Fund(上記62億ドルの一部)を活用して、環境対応車やエンジンを開発・生産する計画。

 トヨタは2009年12月にCamry Hybridの生産を開始した。また2012年後半から環境性能や燃費を向上させた新型4気筒2400ccエンジンを生産し、ASEAN地域の拠点にも供給する。Fordは、EuroⅣ規制適合の直列6気筒4000ccエンジンと4気筒2400cc Ecoboostエンジンを生産する。完成車については、Holdenは2011年から小型車Cruzeを現地生産するが、Fordは、2007年に発表したFocus現地生産計画を撤回した。タイに建設する新工場から供給する。

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