中国市場(2026年第1四半期)
フルスタックAIの搭載、全固体/ナトリウムイオン電池の導入、高度自動運転の試行とグリーン規制
要約
本報告では、2026年第1四半期における中国メーカーおよび外資系メーカーの中国市場での主な動向を整理し、当期間の重要なトレンドを分析する。併せて、主要中国メーカーの2025年販売台数・業績や2026年販売目標をまとめるとともに、第1四半期に公布された主要な自動車関連政策の概要を報告する。
中国メーカーは「フルスタックAI+高度自動運転」の展開を加速させている。上汽、吉利、奇瑞が相次ぎAIに関するアップグレード戦略を発表し、コックピット、自動運転、シャシーなどの領域での融合を推進している。北汽の極狐(ARCFOX)はL3対応車両の大規模実証実験を開始し、長安はL4 Robotaxiのテストライセンスを取得した。固体電池・ナトリウムイオン電池については、BYD、奇瑞、長安、北汽などのメーカーが研究開発と産業化の計画を加速させている。
外資系メーカーは、新エネルギー車(以下、NEV)と知能化の現地化を継続的に推進している。VW、Mercedes-Benz、トヨタ、GMなどは、それぞれHuawei、Momenta、Baiduなどのテック企業との提携を通じ、高度自動運転やAIコックピットの実装を急いでいる。一方で、Skodaブランドの中国市場撤退の発表は、一部の外資ブランドが電動化競争の中で縮小していく現状を反映している。
政策面では、「知能化の実証+データガバナンス+グリーンリサイクル」に重点が置かれている。ICV(Intelligent Connected Vehicle)のテスト評価や公道実証を推進し、交通公共データの開放および自動車データの中国から海外への移転の仕組みを強化する一方で、駆動用バッテリー回収の新規定やゼロカーボン工場の建設などの政策を通じて、自動車産業チェーンの低炭素化と資源循環を加速させている。




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