世界の二輪車生産と販売:インド、中国、ASEANの概況
インドの二輪車生産は2,100万台超、電動二輪車メーカーが躍進
2024/09/10
- 要約
- 世界の二輪車需要と生産台数
- インド:二輪車生産2,100万台超、電動二輪車の普及を加速
- 中国:二輪車生産1,700万台、Yadeaが躍進
- インドネシア:二輪車販売600万台超、電動モビリティのエコシステムを強化
- タイ:二輪車生産250万台水準、大型二輪車の生産拠点に
- ベトナム・フィリピン・マレーシアの生産・販売台数
要約
本レポートは世界の二輪車(オートバイ、スクーターなど)の生産・販売台数の集計とともに、二輪車の主要生産国であるインド、中国およびインドネシア・タイ・ベトナム等ASEANの概況を報告する。
2023年の世界主要国の二輪車生産台数は合計5,700万台水準と見られる(各国統計より推計)。2023年の二輪車の世界需要は前年比0.1%増の4,940万台(ヤマハ資料)。アジアは1.4%増の3,581万台で、全需の72.5%を占める。
インドの二輪車生産台数は前年比10.3%増の2,147万台、販売台数は13.3%増の1,797万台と2桁増の伸びを示している。インドにおける電動二輪車の販売は年間100万台水準に達している。最大手のOla Electricは2024年8月に上場、資金調達によりバッテリーの開発・生産を強化していく。
中国の二輪車生産台数は1,702万台、販売台数は1,660万台(輸出を含む)。電動二輪車の雅迪科技(Yadea)が最大手メーカーに躍進し、東南アジアを中心に海外市場の開拓を進めている。
(出所:各国自動車工業会、二輪車協会などの統計データよりMarkLines作成)
参照データ:MarkLines 各国のモデル別自動車販売台数
二輪車(インド、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、台湾、シンガポール、フィリピン)
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