小米(Xiaomi)SU7新車発表会
Tesla Model 3との比較、発表会後の24時間で8.9万台の予約販売
2024/04/23
- 要約
- 小米汽車:3バージョンの小米SU7を発表、新型Model 3との比較
- スマート運転:自主開発ソリューション「カメラのみ」と「カメラとレーザーレーダー」
- スマートコックピット:5つのスクリーンが連動、複数情報を融合させた音声アシスタント
- 人/車/家のエコシステム:在宅による車の準備、インターホンやカメラなどの設備を作動
- 性能と安全:圧倒的な運転体験、カスタマイズ可能なドリフト走行モード
- 全自動工場:700台以上のロボット、生産工程の全自動化
- 販売チャネル:2024年は39都市211カ所に店舗の建設を計画
- 《雷軍CEOとネットユーザーによる質疑応答》一部抜粋
要約
2024年3月28日、小米汽車は小米SU7の新車発表会を開催した。
小米SU7はCクラスのハイテクノロジーセダンという位置づけで、Teslaの新型Model 3を競合モデルとしている。小米汽車は十数年にわたる携帯電話製造の技術を活かして、スマート運転、スマートコックピット、人/車/家のエコシステム分野で優位性を持つ。CEOである雷軍 氏は、小米SU7は50万元以内のモデルの中で最もスタイリッシュで、運転しやすく、スマートで、高品質な車であると繰り返し発表会で強調した。
発表会には蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)、長城汽車、北汽グループのCEO自らが会場に足を運んだ。当日は、111社のメディアが発表会の様子を中継し、発表当日及びその後数日は、人気検索ワードに何度も上がるなど、関心を集めた。
小米汽車は中国全土にエクスペリエンスショップの開設を計画している。エクスペリエンスショップでは、車両展示及び試乗サービス以外に、スマートフォン、ヘッドホンなど小米の人/車/家エコシステム戦略に関連する製品も展示する予定である。発表会後のエクスペリエンスショップには試乗の申し込みが殺到した。新モデルは4月3日に納車が始まった。
本レポートは主に小米新車発表会の主な内容と、発表会前にCEOが微博(Weibo)で公開した「雷軍とネットユーザーによる質疑応答」の内容の一部をまとめたものである。
小米SU7 (出所:小米Weibo) |
発表会後の小米エクスペリエンスショップ (出所:マークラインズ撮影) |
関連レポート:
中国新興EVメーカー:理想、蔚来、零跑、小鵬、合衆新能源(2024年4月)
小米汽車(Xiaomi):5つの技術と初モデルSU7(2024年2月)
Huawei:フルスタックのスマート電動ソリューション(2024年1月)
2023年中国自動車ソフトウェア大会:CATLとHuaweiの講演より(2024年1月)
Tesla:次世代EVの新生産方式(2023年3月)
CATL:ハイエンドEV向けの「麒麟電池」を発表(2022年10月)
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。