中国新興EVメーカー:理想、蔚来、零跑、小鵬、合衆新能源

Li Autoの販売台数がNIOを上回る、XpengはVWとEVを開発

2024/04/03

要約

中国造车新势力销量TOP5

 MarkLinesのデータによると、2023年の中国の新エネルギー乗用車販売台数は901.7万台で、そのうち新興EVメーカー上位5社(理想汽車、蔚来汽車、零跑汽車、小鵬汽車、合衆新能源汽車)の合計販売台数は94.6万台と、全体の10.5%を占めた。理想汽車(Li Auto)の販売台数は37.6万台と急増し、新興EV勢力の販売台数トップとなり、他の新興EVメーカーを大きくリードした。蔚来汽車(NIO)、零跑汽車(Leapmotor)、小鵬汽車(Xpeng)、合衆新能源汽車(Hozon Auto)の販売台数の差は小さく、伸びや勢いにやや欠ける。全体的に見て、中国のNEV市場の競争は激化し、新興EVメーカーはますます競争圧力に直面している。

 本レポートは中国新興EVメーカーの販売台数上位5社の最近の主な動向を紹介する。理想汽車は「デュアルエネルギー戦略」(インテリジェント+電気エネルギー)を推進し、初のBEVモデルを発売した。2024年に年間販売80万台に挑戦する。蔚来汽車は12の技術スタックで構成される「NIO技術フルスタック」を発表し、長安汽車、吉利汽車、江淮汽車、奇瑞汽車とバッテリー交換事業の提携で合意。零跑汽車は「BEV+レンジエクステンダー」のデュアルパワー体制を始動し、初のグローバルモデルを発売。またStellantisと国際化事業の合弁会社を設立した。小鵬汽車は、新ブランドを立ち上げ10-15万元の価格帯市場に参入する。また、VWとEV2モデルを共同で開発する。合衆新能源汽車はグローバル戦略の推進を加速し、タイ、インドネシア、マレーシアに海外工場を開設した。

 

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