e-Axle、モーターの技術解説 - EESM（磁石を使わないモーター）など

オートモーティブワールド2024：日産、Vitesco Technologiesの講演より

2024/04/02

要約
E-AXLEの最新技術動向（ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン）
レアアース使用量削減に向けたモーター開発（日産自動車）

要約

　2024年1月に東京ビッグサイトにて開催されたオートモーティブワールド2024（会期：2024年1月24日～1月26日）では展示会と併行して専門技術カンファレンスが開催されていた。

　本稿では、e-Axleやモーターについてのヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン、日産自動車の講演内容を紹介する。

　ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン（株）エレクトリフィケーションソリューションズ事業部イノベーション日本支部代表湯田平裕文氏による「TECHNOLOGY TREND OF E-AXLE」の講演では、走行用モーター、インバーター、減速機を一体化した電動ユニットであるE-AXLEについて、ヴィテスコでの製品開発の歴史を紹介したのに続いて、次世代製品に向けた各要素技術の発展について説明があった。

　日産自動車（株）パワートレイン・EV技術開発本部エキスパートリーダー大木俊治氏による「レアアース使用量削減に向けた日産自動車のモーター開発」の講演では、日産自動車の電動化戦略と、モーターに用いられるレアアース使用量を削減し、レアアースフリーを実現した取り組みや磁石を使用しない巻線界磁型同期モーター（EESM）の技術について説明があった。