IAA Mobility 2023:欧州車、中国車のHMI
多様なディスプレイ、ステアリングスイッチ、シフター、モニタリングシステム
2023/10/06
- 要約
- コンセプトカーのHMI(BMW、Mercedes-Benz)
- 欧米メーカーのHMI(VW、Mercedes-Benz、MINI、Renault、Ford、Opel)
- 新興EVメーカーのHMI(Smart、Polestar、Avatr、Leapmotor)
- 中国大手OEMブランド車のHMI
- HMI技術のトピックス(ピラートゥピラーディスプレイ、ミラー内蔵ドライバーモニタリング技術、eHMI)
要約
欧州のモーターショーは長年フランスとドイツで交互に開催されており、ドイツでの開催地は2021年にフランクフルトからミュンヘンに変更された。今年も9月5日~10日にミュンヘンで国際モビリティ見本市IAA Mobility 2023が開催された。今回のテーマは「Experience Connected Mobility」である。市民との接点を増やすという観点で、有料で閉ざされた展示会場だけでなく、市内の道路を封鎖して行われたOpen Space会場でも開催された。Open Space会場では主に車両の展示が行われ、無料であるため一般市民も散歩のついでに参加できるお祭りのような雰囲気で新時代のモーターショーを感じることができた。
展示会場(メッセ・ミュンヘン) | Open Space会場 |
すでに報じられているとおり、数多くの中国企業の参加が見られたが、今回参加した自動車メーカーは中国とドイツのメーカー以外に、大手ではルノー、フォード、テスラが参加していた。また多くの新興メーカーが参加して多数のEVを展示しており、自動車の将来を考える上で重要なショーとなった。本稿ではそれらの車両のHMIの特徴を解説するとともにHMI関連のトピックスを紹介する。
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