インド市場:2022年に新車販売台数が世界第3位に
新モデルの発売と需要回復により、乗用車販売は過去最高を記録
2023/09/20
- 要約
- 2022年の乗用車販売
- 乗用車市場のセグメント構成
- 乗用車市場におけるOEM各社の状況
- 自動車産業とeモビリティに対する政府の刺激策
- 電動化と環境に優しい自動車のためのスキーム
- 規則:BS-VI OBD 2排出ガス規制、バーラトNCAP
- 乗用車市場の中期的動向
- GlobalData(グローバルデータ)販売予測:インドの2026年ライトビークル販売台数は505万台
要約
インドの乗用車販売(出典:MarkLines Data Center) |
インドは世界で最も急成長している自動車市場のひとつである。この業界は新型コロナウイルスのパンデミックとその後遺症からの回復途上にあるにもかかわらず、2022年にインドは中国と米国に次ぐ世界第3位の自動車市場となった。自動車産業はインドのGDPの約7%を占めている。インドの自動車産業は1,900万人以上に直接および間接雇用を提供している。
2022年の乗用車セグメントの販売台数は、消費者心理の改善、新型コロナウイルス後の経済の正常化、新型車の発売、政府の優遇政策、サプライチェーンのボトルネック緩和などの要因により、パンデミック前の水準に達した。しかし、半導体不足、高い税金と不安定な燃料価格、充電インフラ整備の遅れ、原材料費の上昇、インフレなど、自動車業界にはいくつかの不利な要因もあった。
インド市場レポートは2部構成で、本稿では、市場実績、政府政策の分析、インド政府による電気自動車の促進策、OEMによる投資とeモビリティに関連する主な発表、次年度以降の予測について考察している。
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