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長城汽車: グローバル化ハイテクモビリティ企業を目指し、2025年までに年販400万台へ

2025年戦略目標と独自コア技術の研究開発

要約

坦克700

 長城汽車はピックアップトラックやSUVモデルを中心に展開する大手民営自動車メーカー。2020年の販売台数(輸出を含む)は111.59万台で、そのうちSUVは82.90万台で74.29%を占め、ピックアップトラックは22.87万台で20.49%を占める。コアブランドの哈弗(Haval)は中国SUV市場において11年連続販売トップとなっている。

 2021年上半期の販売台数(輸出を含む)は614,389台で、中国自動車市場において第8位。うち主力のSUVを含む乗用車の販売台数は500,044台で、中国市場において第7位。ピックアップトラックの販売台数は114,345台で、長城ブランドのシェアは42%であり、うち「長城 炮(POER)」が23.4%を占める。また、新エネルギー車(NEV)市場における長城汽車の2021年1-6月の販売台数は5.3万台であり、シェアは4.6%で第5位となった。

 長城汽車は組織改革を行い、新たに「グローバル化ハイテクモビリティ企業」を掲げている。社内リソースの統合を行い、過去5年間で研究開発に200億元超を投資。すでに「檸檬(Lemon)」、「坦克(Tank)」、「珈琲智能(Smart Coffee)」などのプラットフォームやインテリジェントドライブの技術ブランドを確立するとともに、自動運転、スマートコックピット、高効率燃料や新エネルギーを融合した技術エコシステムを形成している。

 自動車の製品はスマート化、電動化、自動運転をコアとし顧客のニーズに合わせて、商品を多様化し、顧客に多くの選択肢を提供する。長城汽車は2021年6月に2025戦略を発表。計画によると、2025年までに世界販売400万台を実現し、うち80%をNEVとする計画。また、売上高6,000億元超を目指し、今後5年間で研究開発に累計1,000億元を投資する。


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