商用車の脱炭素動向:EV・FCV開発に向けて業務提携が加速

カーボンニュートラルを目指すエネルギー政策、日本市場における商用車市場の現況

2021/08/24

要約

図2
図1 BYDのEVバス J6(出所:ビーワイディージャパン)
日本国内で商用車の電動化はバスが先行する。EVはBYD、FCVはトヨタ SORAが多い。BYD J6は日野 ポンチョ Z EV(2022年発売)のベースにもなる。

  2021年7月21日に素案が発表された日本のエネルギー基本計画には、系統発電の脱炭素計画を中心に、総合的なカーボンニュートラルへの方策が描かれている。商用車の低炭素技術としてはEVとFCVが主要な方策とされており、また8トンを境に異なる電動車の導入目標が設定された。

  これに応じてカーメーカーはEVやFCVの開発を進めるが、1社単独での商品化は難易度が高いとみて開発や生産を共同で行う提携が急増している。

  国内のトラック販売におけるコロナ禍の影響については、4トン積以下の小型車のみに限定的に認められた。一方、バス販売はコロナ禍以前より減少傾向が続いており、大型では2020年にいっそう大きく減少した。

 

関連レポート:
日系OEM各社が電動化、脱炭素への方針を発表(2021年6月)
燃料電池自動車(FCV)の開発と用途拡大への展開(2021年4月)
スマートエネルギーWeek 2021:電動化関連技術(FC編)(2021年3月)
Daimlerと日野のFCV開発と水素社会実現に向けた取り組み(2021年2月)
カーボンニュートラルな貨物輸送への道筋(2020年12月)
SAE China 2020 (2):商用車の電動化(2020年11月)
燃料電池商用車:トヨタが中国大手OEMとFCシステムを共同開発(2020年7月)