燃料電池自動車(FCV)の開発と用途拡大への展開
スマートエネルギーWeek 2021 水素・燃料電池展 トヨタ、ホンダのセミナーより
2021/04/15
- 要約
- トヨタ:FCの普及と技術の進化
- トヨタ:「トヨタFCモジュール」による展開性の強化
- トヨタ:FC普及に向けた仲間づくりの進化
- トヨタ:講演後の質疑内容
- ホンダ:FCV開発の歴史、CLARITY FUEL CELLの概要
- ホンダ:開発における課題、乗用車以外への適用
- ホンダ:講演後の質疑内容
要約
新型MIRAIのFCシステム (出典:トヨタ) |
2021年3月に東京ビッグサイトにて開催されたスマートエネルギーWeek 2021 水素・燃料電池展 専門技術セミナーでは「燃料電池自動車(FCV)の開発・普及動向 ~乗用車から用途拡大への展開~」のセッションにおいてトヨタ、ホンダから講演があり、本稿ではその内容を紹介する。
トヨタ自動車(株)トヨタZEVファクトリー FC製品開発部 部長 吉田 耕平 氏による「水素社会を目指した技術革新と仲間づくりの加速」の講演では、トヨタにおける燃料電池開発の歴史、技術開発の取り組みとともに、新型MIRAIに搭載されているFCスタックを様々な用途に活用する「トヨタFCモジュール」や仲間づくりの活動が紹介された。
(株)本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 高電圧PU開発室 第1ブロック チーフエンジニア 斗ヶ沢 秀一 氏による「HONDAの燃料電池自動車開発」の講演では、CLARITY FUEL CELLに至るホンダのFCV開発の歴史、FCスタック技術開発やFCV課題についてのNEDOの取り組みについて説明があり、最後の質疑ではGMとの共同開発の様子も紹介された。
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