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インド:コロナ禍に揺れる自動車市場

政府の支援策、OEM各社による投資と新車投入が需要回復を牽引

概要

India annual passenger vehicle sales
インドの乗用車販売台数
(出所:MarkLines Data Center)

  2020年はインドの自動車市場にとってジェットコースターのような年であった。インドの乗用車業界は2020年に近年経験したことのない最悪の業績を示したが、年末にかけて販売は通常のレベルまで戻った。業績不振の主な要因は、消費者心理の冷え込み、調達コストの上昇、不安定な燃料価格、流動性の逼迫、BS-VI規制、そして新型コロナウイルスの感染拡大である。新型コロナウイルスは2020年半ばに自動車販売を過去最低の水準に追い込んだ。政府は新型コロナウイルスの影響拡大を見て、自動車産業を支援するために様々な需要喚起策を発表した。

  2020年はまた、インドで新たなOEMの参入や、コネクテッドカー、電気自動車の登場が見られた年でもあった。農業分野での活況、各種新型車の発売が、販売促進策の展開やワクチン接種プログラム導入と共に、コロナ禍のロックダウンによる歴史的な不振に苦しんだ市場を再起させるものと期待される。しかしながら、年末にかけては、半導体不足とサプライチェーンの障害が販売の伸びを再び抑え込む要因となった。

 

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