マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

日産、NTTドコモ、AT & Tの第5世代移動通信システム(5G)導入

Connected Carや自動運転を支援~TU Automotive Japan 2018から~

要約

5Gのインパクト
5Gのインパクト(資料:日産)

  2018年10月16~17日、TU Automotive Japan 2018が開催された。本レポートは、日産、NTTドコモ、AT & Tの講演のうち、第5世代移動通信システム(5G)の車用途に関する発表を要約して報告する。

  5G通信は、LTEの100倍の超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続が実現する見込み。これにより、現在各自動車メーカーが導入を進めているConnected Carに大きく貢献する。自動運転に関しては、車への3Dマップやプローブ情報の送信が効率的に行える。またV2X通信により、車載センサが届かない場所の情報を取り込む協調ITSも可能になる。

  3GPP (3RD Generation Partnership Project)という組織が仕様の標準化を進めている。2017年3月に、車車間通信(V2V)等に適用するセルラーV2Xの仕様が固まり、それを受けて日産など6社、NTTドコモ(車両はトヨタ車や日産GT-Rを使用)、AT & T(車両はFord車)がセルラーV2Xの実証実験を行っている。

  5Gは、最終的に「New Radio(NR)」と呼ぶ無線方式を採用する計画。しかし、日米欧韓の各国は、当面既存の4G LTE設備を使用してNew Radioを導入する予定(Non-Standalone: NSAと呼ぶ)。AT & Tは、2018年末までに世界で初めて米国12都市でNSA方式のNew Radioサービスを開始する。

  NTTドコモは、2020年にも5Gの商用サービスを開始する。ただし、まず大都市中心部やキーとなる地域・施設などに導入され、段階的に地域を拡大していく。新技術導入の常として、当初は限定的な使用から始まるとのこと。なお、一連の講演において、5Gの車への適用を開始する時期に関しての発言はなかった。

  なお、V2Xに関しては、長年研究されてきたDSRCを利用するシステムが先行している。トヨタ、GM、VWが既に実用化または近い将来の採用を発表。ホンダは、米国でDSRCを使用する安全システムのデモを行った。

 5GとDSRCが共存していくのではないかとの見解も報道されている。

関連レポート:
日産:自動運転時代を見据えたコネクテッド戦略(2018年1月)

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779