2018年中国市場予測は2,998万台、メーカー各社は慎重な計画
乗用車は前年比3%増、商用車は1%増、新エネルギー車は100万台と予測
2018/03/09
- 要約
- 中国自工会の2018年販売予測
- 新エネルギー車の販売予測:2018年は28.7%増の100万台
- 中国主要メーカー各社の2018年販売計画:各社とも慎重な姿勢
- LMC Automotive 販売予測: 中国のライトビークル市場はわずかな伸び、2021年には3,250万台に到達見込み
要約
中国汽車工業協会(以下、中国自工会:CAAM)によれば、2018年の需要予測*1は2,998万台となる見通し(2018年1月)。新車販売台数は、乗用車は前年比3%増、商用車は前年比1%増。SUVモデルが引き続き市場をけん引し、SUVの販売台数はセダンを超えると予測している。
排気量1.6L以下の小型車への減税政策は、2017年末に終了となったが、2018年1月から、新エネルギー車(NEV:New Energy Vehicle)に対する車両購入税が3年間免税となった。自動車メーカーは、2019年から開始されるNEVクレジットに対応するため、NEVの生産体制構築を進めている。
英国調査会社LMC Automotiveは、2018年の中国のライトビークル販売台数(輸入を含むGVW6t以下の乗用車・小型商用車)について、前年比2.1%増の2,920万台と緩やかな伸びを予測している。
各自動車メーカーの2018年の販売目標/計画台数が発表されたが、慎重な姿勢を見せるメーカーが多く、一部のメーカーでは、具体的な販売目標/計画台数を公表していない。
*1:中国市場の需要=卸売販売-完成車輸出+完成車輸入
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