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要約

素材メーカーのブースにコンセプトカーが置かれている

ダイセル・エボニックの車載樹脂製品紹介
航空機用シート部品の軽量化を実現したPEEKベースの材料を自動車向け素材として提案

 2017年5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜 (公益社団法人 自動車技術会主催)」では、素材メーカー各社の展示ブースが盛況で、各社とも、軽量化、耐熱性、騒音低減、環境負荷低減など、機能別に分かりやすく自社の車載向け樹脂製品や技術を披露していた。

 自動車の電動化、低燃費化に向けた軽量化ニーズの高まりを受け、特に車体の重量が航続距離に大きく影響する電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)では、複合材や樹脂部品が積極的に採用される傾向にある。構造部品への複合材採用や燃料配管部品の樹脂化については、欧州系自動車メーカーが先行しており、日系メーカーが追従する動きが見られる。

 こうした中、今回の展示会では、海外素材メーカーによる日系OEMおよび部品サプライヤーへの製品アピールと見られる展示も多かった。一体成形が可能な炭素繊維複合材や、ボルトやナットなどの金属ファスナーに替わる接着剤を使用することで、さらなる車体の軽量化を進めるとともに、部品点数の削減や成形工程の短縮など効率改善、コスト削減につなげる提案も行われている。

 前稿で紹介した主要樹脂材料メーカーの技術展示に続いて、本稿でも安田ポリマーリサーチ研究所の安田武夫所長の協力を得て、ユニークな樹脂関連素材や、独自の成形加工技術を用いた製品を取り上げる。



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