ダイハツ:熾烈な軽自動車・コンパクトカー市場で戦うための技術開発
インドネシアとマレーシアに研究開発体制を構築
2014/10/06
- 要 約
- 軽自動車の燃費トップ争い
- エンジンパワートレインの開発体制強化
- 軽自動車最大の室内空間「ウルトラスペース」
- 考え抜かれた新型コペンの「骨格+樹脂外板構造」
- さらに熾烈な戦いの2014年軽自動車市場
- インドネシアで生産台数首位のアストラダイハツモーター
- 他社に先駆けてLCGC (Low Cost Green Car)発売
- もう一つの重要拠点マレーシア。ホンダ、日産との競争が激化
- プロドゥアPeroduaの商品ラインナップ
- 2014年度は厳しい競合環境で利益減少
要 約
ダイハツは2007年から2013年までの7年間軽自動車のトップシェアを取ってきたが、ホンダのNシリーズやスズキのハスラー等のヒット車の攻勢を受けて、2014年4月以降スズキに販売台数で抜かれている。この軽自動車市場での熾烈な競争環境の中で、ダイハツは低燃費、スペース効率の良さ、独自の商品力強化等の技術開発で、2014年度後半に新型投入で挽回しようとしている。トヨタグループの中で、ダイハツは低燃費、低価格車の開発と生産を分担し、ダイハツ車の生産とトヨタ向けのOEM車を生産しており、ダイハツの生産台数はトヨタへのOEM供給台数が大きな割合となっている。
関連レポート:スズキ:インドで300万台販売を目指し、東南アジアでも現地生産強化(2014年9月掲載)
トヨタの開発戦略:高熱効率・低燃費エンジン14機種を2年間で投入(2014年9月掲載)
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