Renault新中期経営計画:中国・ロシアなどの事業を強化

アライアンスとの提携と欧州での合理化で収益性を改善へ

2014/04/21

要 約

Renault Group の欧州/欧州外地域別販売台数 Renaultの2013年の世界販売台数は前年比3.1%増の262.8万台となった。前年に引き続き、欧州域外での販売が5割以上となった。
2013年の業績は、売上高は前年比0.5%増の409億3,200万ユーロ、営業利益が58.8%増の12億4,200万ユーロとなり、一方純利益は59.4%減の6億9,500万ユーロに留まった。

 Renaultは2017年までに売上高500億ユーロ達成と、営業利益率5%以上とフリーキャッシュフロー黒字維持の目標を2014年2月に発表。達成のため、フランスでは人員削減とリーン生産方式を導入して、コスト減を狙う。

 販売比率が5割以上となった欧州域外では、ロシアではパートナーのAvtoVAZと共同購買や、Ladaブランドの品質向上を実施する。中国では東風汽車との合弁会社設立を2013年12月に発表。中国で現地生産を行い、事業拡大を狙う。ブラジルでは工場に更に投資して、生産能力を増強し、2016年に国内シェア8.0%達成を狙う。韓国ではRenault Samsung中期計画を発表。2016年までに国内販売で20万台以上に拡大し、韓国市場での販売台数トップ3を目指す。インド・インドネシア・モロッコでは現地企業との提携、生産能力の増強、お買い得くモデルの導入などを行い拡販していく。

 またRenaultは日産とのアライアンス提携を強化して、研究・開発、生産、部品調達、人事を統合し、コスト削減を図り、経営を効率化する。コモン・モジュール・ファミリー(CMF)や部品調達の規模を拡大し、スケールメリットの向上を図る。

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