トヨタの中国事業 (2): モデル計画/販売体制構築の最新動向

2013年新型Yaris/Viosと2015年前後HV/EV生産など、2015年まで3年間で新型20車種投入

2013/09/26

要 約

中国での外資大手別中国乗用車シェア  トヨタの中国における近年の乗用車の販売シェアは、2008年の6.4%をピークとして緩やかながら落ち続けている。2008年から増え続けていた乗用車の販売台数も、突発した反日デモが要因で販売不振に陥っている。2012年の同販売台数が前年比4.7%減にマイナス成長に落ち、2013年1~8月の累計販売台数でも前年比約7.5%減と、トヨタの中国販売全体が回復していない状況にある。


  これに対して、トヨタは、世界でも優位性/競争力のあるハイブリッドなどの省エネ・新エネルギー技術を生かして、HV/PHV/EVなど次世代自動車の新車投入や、燃費の良い改良型エンジン搭載の従来型新型車投入・モデルチェンジ強化を通じて、中国での販売回復・拡販を図る。

  トヨタは、2015年前後に現地で自社開発・生産のコンポーネント搭載のHV/EVの生産・販売開始に加えて、新型Yaris/ViosなどA0/Aクラスの小型ガソリン車や排気量2.0L以下/ハイブリッドモデルのLexusモデルの投入を強化するなど、2015年までの3年間で新型合計20車種の中国市場投入を計画。

  また、販売体制では、Lexus専売店を含めて、Sales (完成車販売)/Service (アフターサービス)/Spare parts (部品供給)/Survey (情報フィードバック)といった4機能を有する「4S」販売代理店の小型化を進めて、中小都市での販売店舗の増設を急いでいる。

  更に、高齢者人口も急速に増加しつつある中国で、新しい市場の開拓を探り、福祉車両のリース/試験運行を開始した。


  以下は、2013年9月13日掲載済みのMarkLines調査レポート「トヨタの中国事業 (1) :生産・開発体制の最新動向」の続編として、トヨタの中国におけるモデル計画や販売体制の構築などの最近動向をまとめる。

関連レポート:
   ・トヨタの中国事業 (1) :生産・開発体制の最新動向 (2013年9月掲載)

    ・上海モーターショー2013取材 (4): 日本韓国等の乗用車8社の新型32モデル (2013年5月掲載)

   ・中国の2013年上半期新車販売: 1,078万台と史上最高を更新、欧米韓モデルが好調(2013年7月掲載)