米国市場の変速機構成:6速ATが北米生産車の63.4%を占める

Chryslerが8速ATを導入

2012/09/28

要 約

 以下は、主要メーカーが米国で生産・販売した乗用車/ライト トラック(SUV、Pickup、Van)の変速機構成の概要である。 レポート前半では、米国市場向けに北米(米国/カナダ/メキシコ)で生産された車を取り上げ、後半ではそれに輸入車販売を含めた米国販売車全体を取り上げる。

北米生産車の変速機構成(MY2003-2012)

北米生産車 合計 北米生産車の気筒数構成 合計 ・米国市場向けの北米生産車の変速機はATが大半を占めており、その割合はMY(Model Year) 2003の93.6%からMY2012の95.5%へとやや上昇している。・6速ATの構成比が急速に伸びており、MY2009に4/5/6速ATがそれぞれ約30%でほぼ同割合であったが、MY2012には6速ATが全体の63.4%を占めて多段化が進んでいる。・4速ATはMY2003には全体の78.1%を占めていたが、徐々に割合が低下し、MY2012には7.5%を占めるに過ぎない。・5速ATの割合も低下し、MY2012では17.9%。・7速以上のATが2000年代後半から登場し、MY2012には1.9%を占めている。
乗用車 北米生産車の気筒数構成 乗用車 ・乗用車のATの構成比は90%強で安定している。MY2012のATの構成比は91.5%で、MTは8.5%。・乗用車でも6速ATの割合は急速に伸びており、MY2009の19.2%からMY2012には59.3%まで上昇。・8速AT搭載モデルをChryslerがMY2012に投入し、乗用車全体の1.6%を占めている。・4速ATはMY2003には乗用車の84.0%を占めていたが、MY2012 には8.1%までに低下。
ライト トラック 北米生産車の気筒数構成 ライトトラックス ・ライトトラックの変速機はATがほとんどで、MY2012には98.8%を占めている。・MY2009/10には、5速ATと6速ATが共に40%前後を占めていたが、Fordが6速ATの導入を進めたことから、6速ATの割合が急激に高まり、MY2012には66.6%まで上昇。・4速ATの構成比はMY2012に7.1%、5速は19.5%にとどまる。
資料:WARD'S Automotive Yearbook 各年版より作成(以下同様)。
(注)1.
MY2012は2012年8月段階の中間集計値。
2.
北米生産車は、下記14社が北米(米国、カナダ、メキシコ)で生産し、米国で販売しモデルが対象。
3. 北米で生産しているメーカー/ブランドは、GM/Ford/Chryslerの米国3社、トヨタ/日産/ホンダ/三菱/マツダ/富士重工/スズキ(日産へ委託)の日本7社、VW、BMW、Daimler、現代自動車グループの欧州/韓国4社、合わせて14社。
4. MY2003の4速ATには3速AT(0.1%以下)が含まれる。

 関連レポート:米国市場のエンジン構成 (2012年9月掲載)