スズキ:インドの年産能力は2013年に170万台体制へ

中国では2015年に年産能力50万台、インドネシアにはエンジン工場新設

2011/12/05

要 約

 スズキの最大市場であるインドでは、四輪工場でのストライキや金融引き締めによる需要縮小の影響で、2011年度上期の販売が前年同期比10.6%減の53.4万台。通期では、厳しく見て100万台程度、良くて昨年度並み (120万台) の見通し。

 日本国内市場の2011年度上期販売は、震災等の影響で軽自動車販売が5万台減少。通期の国内販売は、前期をやや下回る58.6万台の見込み。

 一方、中国やASEAN諸国では販売拡大が続いており、生産体制も拡充する計画。中国では新工場を建設し、2015年には年産能力を50万台とする。インドネシアでは、年産能力10万基のエンジン工場を新設する。

 インドでも、中・長期的には需要・輸出拡大を見込んでおり、Manesar工場の第2、第3工場を追加して、2013年の年産能力を50万台増の170万台とする計画。また、今後はインドでSwiftなど高価格の車の販売を増やし、売上単価を引き上げるとしている。

 2011年度上期の世界販売は4.0%減の120万台、業績は上期としては2年ぶりの減収・営業減益。通期の販売見通しは、当初予想を10万台下方修正し、271万台とした。業績見通しについては、タイ洪水の影響が不透明なこともあり、利益目標として当初予想を据え置いた (売上高は前期並みの2兆6,100億円、営業利益は2.9%増の1,100億円)。

 なお、VWとの資本・業務提携について、スズキはVWに契約解除とスズキ株の売却を求め、VWは株式を保有し続けるとして、両社が対立。スズキは、2011年11月に国際仲裁を申し立てた。