インド市場 5年後予測: 2030年に新車販売600万台超
乗用車市場分析:セグメント構造、メーカー別販売台数
2025/11/20
要約
GlobalData社の予測によると、インドのライトビークル販売台数は2030年に600万台超に達する見通し。インド政府は2025年9月から車両のGST(物品・サービス税)税率を引き下げ、特に全長4メートル未満のコンパクトカーの販売台数増加に貢献している。
インドは人口が多く比較的若いという点が販売見通しの好材料となっているが、所得格差の拡大が中間層の拡大ペースに対する懸念を引き起こしている。経済の構造的な問題、特に脆弱な金融セクターはインドの自動車市場にとっても脅威となっている。
マークラインズによると、インドの乗用車販売台数は2024年に過去最高を記録し、インドの自動車産業にとって転機の年となった。新型コロナのパンデミック前後の販売減少から急増へのトレンドが続いている。インドは引き続き世界第3位の自動車市場である。
国内消費者の大型モデルへのシフト、市場の流動性の向上、所得の向上、パンデミック後の完全な経済再開、政府の優遇政策、および優れた技術を搭載した新型モデルの投入などが、国内の乗用車販売を後押ししている要因の一部である。
乗用車の販売台数は前年比5%増で、近年の伸びに比べると緩やかであった。自動車に対する高額の税金、選挙、インフレ、不安定なモンスーン、サプライチェーンの問題による車両の供給不足などに加えて、パンデミック後の累積需要の減少も影響している。2025年に入り、政府は新たな取り組みと減税により、失速している新車販売の復活に取り組んでいる。
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| インドの乗用車販売台数(出典:マークラインズ - インドの販売台数) |
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