BMW: 2011年の世界販売は過去最高の160万台超の見通し
直噴・ターボの低燃費エンジンとBMW i ブランドで環境対応
2011/11/18
- 要 約
- モデル計画:2012年に新型3 Series Sedan, 2013年にクーペスタイルのSUV X4を投入
- 環境対応策:内燃機関の効率性向上と電動車両の導入
- 生産体制:米国工場の年産能力を50%増の24万台へ、中国では第2工場を建設
- 販売台数:2011年通期は過去最高の160万台超の見込み
- 業績:2011年1-9月の自動車部門の売上高EBIT率は12.8%
要 約
BMWの2011年通期見通しでは、世界販売台数は前年比10%増加して過去最高の160万台超、EBIT (金利・税引前利益) も過去最高となる見込み。好調な業績を支えているのは、BMW 5 SeriesやX3、MINI Countrymanなど多数の新型車投入により、ラインナップが若返ったためとしている。2012年には、BMWの最量販モデルである3 Series Sedanの新型車も投入する。
環境対応では、直噴システムやツインスクロールターボチャージャーで効率を高めた新開発のエンジンシリーズ、EfficientDynamicsエンジンファミリーを発表。今後の3/4/6気筒エンジンは、すべてこの新型エンジンに切り替え、走行性能を維持しながら、燃費規制強化に対応する。
電動車両では、EV/HVを扱うサブブランド BMW i を立ち上げ、1車種目のEV i3を2013年後半に、やや遅れて2車種目のPHV i8 を発売する計画。
生産体制では、米国工場でX3の生産開始に伴い、年産能力を5割増の24万台に引き上げた。中国では需要拡大に対応し、第2工場を新設すると共に第1工場の生産能力を増強。中国での合計年産能力を、将来的に30万台まで拡張する。
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