バッテリースワップ - 充電時間の短縮
交換式バッテリーの復活なるか?
2022/12/15
- 要約
- 失敗した初期の試み
- 中国発の新たな動き
- 「『通常の』市場環境では普及の見込みはない」
- グローバルな発展のペースは中国が握る
- 対立か協調か?
- 拡大する(急速)充電インフラ
- タクシー分野での可能性
- 小型商用車に新たな柔軟性を提供
要約
本レポートは、弊社と提携関係にあるドイツSpringer社の自動車技術専門誌「ATZ」(www.atz-magazine.com)および「MTZ」(www.mtz-magazine.com)のSpotlight記事を掲載しています。
Springer Fachmedien Wiesbaden GmbHについて
2010年に、世界有数の科学・技術出版社Springer Nature Companyの傘下企業として設立。主に、エンジニアや社会科学者を対象とした技術専門誌の発行、書籍の出版、ならびに各種技術イベントの開催等を行っている。
自動車技術専門誌ATZについて
Motorwagen-Zeitschrift (Motored Vehicles Magazine)として1898年に創刊された自動車技術専門誌。1929年からは「ATZ(=Automobiltechnische Zeitschrift:Automotive engineering magazine)」に誌名を変更。ドイツ語に加え、2001年より英語版の発行を行っている。
バッテリースワップ - 充電時間の短縮
交換式バッテリーの復活なるか?
電気自動車は充電時間の長さが大きな課題だが、その解決策の1つである交換式バッテリーというコンセプトは過去のものと思われてきた。交換式バッテリーの市場への導入が、これまで失敗に終わってきたからである。現在、中国では、バッテリースワップ方式の新たな動きが活発化しており、自動車用バッテリーのスワップステーションが全国に広がりつつある。スワップステーションでは、従来の自動車にガソリンを給油するのと同じように、バッテリーを素早く交換することができる。このシステムは欧州でも普及する可能性を秘めているが、克服しなければならない課題がいくつかある。
資料:Channel Manager Automotive at Springer ProfessionalのChristiane Köllner氏によるATZ electronics 2022年11月号IN THE SPOTLIGHT記事「Fast Swapping Instead of Slow Charging - A Comeback of the Interchangeable Battery?」をSpringer Fachmedien Wiesbaden GmbH(同社ウェブサイト www.springerfachmedien-wiesbaden.de)の許可を得て掲載しています。