赤外線乾燥促進システムの熱処理 ― 塗装乾燥用赤外線ユニット
概要
カーボンニュートラルの実現に向けた自動車の塗装乾燥プロセス開発が活発化しています。既存設備の主である熱風炉の乾燥能力を高め、塗装乾燥後の塗膜品質を改善し、プロセスの効率化による生産性の向上を図ることが重要です。
生産性の向上を図るためには、既存設備の課題の洗い出しを行い、乾燥プロセスの効率化が不可欠となります。
既存の熱風炉の前に赤外線乾燥促進システムを組み合わせたハイブリッド式熱処理プロセスを利用することで、熱風炉のみでの乾燥に比べ、塗膜品質が改善し、熱風によるコンタミの混入を防止することができます。また、ガス使用量の削減によるCO2排出量の低減にも大きく寄与することができます。
赤外線乾燥促進システムは容易に既設の熱風炉前に追設することができ、自動車の塗装乾燥工程に高い乾燥品質をもたらし、脱炭素化にも寄与することから、乾燥に適した技術となります。
生産性の向上を図るためには、既存設備の課題の洗い出しを行い、乾燥プロセスの効率化が不可欠となります。
既存の熱風炉の前に赤外線乾燥促進システムを組み合わせたハイブリッド式熱処理プロセスを利用することで、熱風炉のみでの乾燥に比べ、塗膜品質が改善し、熱風によるコンタミの混入を防止することができます。また、ガス使用量の削減によるCO2排出量の低減にも大きく寄与することができます。
赤外線乾燥促進システムは容易に既設の熱風炉前に追設することができ、自動車の塗装乾燥工程に高い乾燥品質をもたらし、脱炭素化にも寄与することから、乾燥に適した技術となります。


動画
特徴
赤外線乾燥促進システムの熱処理による塗装乾燥プロセスの利点:
■高速乾燥による乾燥時間の短縮
赤外線ヒーターは非常に短い時間で立ち上がり、準備時間の短縮が容易に図れます。また赤外線は対象物を目的温度まで急速な昇温が可能です。適切な温度に達し、かつ赤外線は塗膜内部にまで直接届くため、優れた塗膜品質にも貢献します。その後、熱風炉へと本乾燥に移行しますが、赤外線乾燥促進システムにより、全体的な乾燥時間が短縮されます。
■乾燥工程のスリム化
熱風炉と赤外線乾燥促進システムを併用するハイブリッド式熱処理プロセスで、熱風炉の炉長の短縮化が可能になり、工場内の設備スペースが縮小化されます。
■大幅な省エネ、エネルギーコストの削減
赤外線乾燥はゾーン制御が容易で、必要な所に必要なだけ熱エネルギーを与えることができます。エネルギーを賢く利用することで省エネルギーとなり、また、エネルギーコストが抑えられるだけでなく、乾燥工程のランニングコストの低減にも寄与します。
■高速乾燥による乾燥時間の短縮
赤外線ヒーターは非常に短い時間で立ち上がり、準備時間の短縮が容易に図れます。また赤外線は対象物を目的温度まで急速な昇温が可能です。適切な温度に達し、かつ赤外線は塗膜内部にまで直接届くため、優れた塗膜品質にも貢献します。その後、熱風炉へと本乾燥に移行しますが、赤外線乾燥促進システムにより、全体的な乾燥時間が短縮されます。
■乾燥工程のスリム化
熱風炉と赤外線乾燥促進システムを併用するハイブリッド式熱処理プロセスで、熱風炉の炉長の短縮化が可能になり、工場内の設備スペースが縮小化されます。
■大幅な省エネ、エネルギーコストの削減
赤外線乾燥はゾーン制御が容易で、必要な所に必要なだけ熱エネルギーを与えることができます。エネルギーを賢く利用することで省エネルギーとなり、また、エネルギーコストが抑えられるだけでなく、乾燥工程のランニングコストの低減にも寄与します。
製品URL
用途・実績
【用途】
■予備加熱
■ゲル化
■硬化
【実績】
■サスペンションスプリング、バンパー、金属製ハウジング、エンジンハウジングなど、金属やプラスチック製品の粉体塗装乾燥
■予備加熱
■ゲル化
■硬化
【実績】
■サスペンションスプリング、バンパー、金属製ハウジング、エンジンハウジングなど、金属やプラスチック製品の粉体塗装乾燥


設備
■赤外線乾燥促進システムの熱処理「赤外線ブースター」■
多くの場合、熱風炉の前に設置されます。この赤外線システムは、製品を急速に目的温度まで上昇させ、生産速度を上げることができます。製品によりますが、コーティング乾燥や硬化にかかる時間を50%程度短縮できた実例があります。
【特長】
■赤外線の輻射熱を利用した赤外線システム
■炉体のいらないクリーンな乾燥プロセスが可能
■輻射熱が塗膜内部にまで吸収され、塗膜品質が向上
■システムに搭載する赤外線ヒーターの応答性の良さによる乾燥時間の短縮化
■事前の照射試験による乾燥プロセスのパラメーターの確立
■お客様の乾燥プロセスに合わせた赤外線システムの設計、設置 など
多くの場合、熱風炉の前に設置されます。この赤外線システムは、製品を急速に目的温度まで上昇させ、生産速度を上げることができます。製品によりますが、コーティング乾燥や硬化にかかる時間を50%程度短縮できた実例があります。
【特長】
■赤外線の輻射熱を利用した赤外線システム
■炉体のいらないクリーンな乾燥プロセスが可能
■輻射熱が塗膜内部にまで吸収され、塗膜品質が向上
■システムに搭載する赤外線ヒーターの応答性の良さによる乾燥時間の短縮化
■事前の照射試験による乾燥プロセスのパラメーターの確立
■お客様の乾燥プロセスに合わせた赤外線システムの設計、設置 など

その他価格等自由記入欄
エクセリタスでは様々なホワイトペーパーをご用意しています。以下はほんの一例ですが、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
■熱処理の選択肢として知っておきたい炉体のないクリーンな加熱炉
■選定・導入の前に知っておきたい赤外線ヒーターの種類による違いと選び方
■【基礎知識】赤外線ヒーターの導入ガイドブック(乾燥編)
■熱処理の選択肢として知っておきたい炉体のないクリーンな加熱炉
■選定・導入の前に知っておきたい赤外線ヒーターの種類による違いと選び方
■【基礎知識】赤外線ヒーターの導入ガイドブック(乾燥編)

会社情報
会社名
エクセリタスノーブルライトジャパン株式会社
会社PR
エクセリタスノーブルライトジャパン株式会社は、2024年1月1日にその社名をヘレウスノーブルライトジャパン株式会社から変更しました。それ以前はヘレウス株式会社ノーブルライト事業部として、1990年初頭より日本国内のお客様にノーブルライトが製造するランプを、また2013年には旧フュージョンUVシステムズジャパン株式会社の取扱製品である無電極UVランプおよびその無電極UVランプシステム(UV照射装置)も製品群に加え、真空紫外から中波長赤外領域までの光プロセス用ランプおよび装置をご提供しています。 東京都文京区に構えるアプリケーションセンター(照射試験センター)では、プロセス技術者がお客様とともに紫外線硬化装置および赤外線加熱装置を用いた照射試験を行っています。UVからIRまでの豊富な経験を有する当社のプロセス技術者は、お客さまとR&Dまたは生産プロセスパラメータを確立、エンジニアリングチームは装置設計と製作を、テクニカルサポートチームは納品後の装置のメンテナンスや修理などを行い、お客様の生産現場にきめ細かな一貫したテクニカルサービスをご提供しています。 私たちは、紫外線および赤外線を用いたプロセスを通じて、お客様が自社のプロセスに満足されるよう、お客様の製造プロセスに対するニーズに寄り添い、技術的サポートを行っています。