・ボルボ・トラックの北米法人Volvo Trucks North America (VTNA)は4月24日、バージニア州ダブリン(Dublin)のニューリバーバレー(New River Valley: NRV)トラック工場で新規生産した車両に、再生可能燃料である水素化植物油(Hydrotreated Vegetable Oil: HVO)を給油することにより、持続可能性への取組みが大きく前進したと発表した。
・北米市場向けのボルボ・トラックのラインアップは、晩夏に生産を開始する新型重量級トラック「VNL」を含め、すべて同工場で生産される。
・今回の取組は、内燃エンジン(ICE)の効率向上と再生可能燃料を用いることによりCO2排出量の削減を実現、クラス8の重量級電気トラックである「VNR」の普及拡大を促進、水素燃料トラックを開発するという、同グループの脱炭素へのコミットメントにおける三本柱に沿ったものとなる。
・廃棄された植物油や 動物性の油脂などの再生可能資源を原料として製造されるHVOは、化石ディーゼルと同じ化学構造を持つ再生可能燃料であり、エンジン構造の改造を必要とせず、化石ディーゼルと同じエンジンを使用することができる。
・第一世代のバイオ燃料とは異なり、HVOは高度な水素化処理しているため、化石ディーゼルと同じように貯蔵、使用、圧送、取り扱いができる。