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 ニュース
2024年04月17日(水)

・ルノー傘下のパワートレイン製造企業HORSEは4月15日、ポルトガル・アヴェイロ(Aveiro)工場にパワーエレクトロニクスボックス(PEB)を生産する新たなラインを導入したと発表した。PEBは、ハイブリッド(HV)およびプラグインハイブリッド(PHV)エンジンシステムの主要コンポーネントであり、電気モーターを管理し、パワーインバーター、DC/DCコンバーター、制御電子機器、冷却などの重要なシステムを統合する。このイノベーションは、長年にわたる研究開発とアヴェイロ工場の40年にわたる自動車部品生産の専門知識に基づいている。

・アヴェイロ工場は、同工場初の静電気放電保護区域(EPA)である新しい組立ラインで年間6万ユニットのPEBの生産を目標にしている。生産は2025年までに23万ユニットに増加する見込み。HORSEは、ESD(静電気放電)保護の訓練やPEB組み立て用のVRシミュレーションなど、アヴェイロ工場のスタッフ向けの高度なトレーニングに投資してきた。PEBの組立ラインには、最適化されたオペレーションのために自律型プラットフォーム、デジタル制御、リアルタイムモニタリングが備わっている。

Based on HORSE press release

2024年04月16日(火)

・ルノーグループは4月11日、パリで開催された環境イベント「ChangeNOW」において、グループ傘下のThe Future Is NEUTRALが自動車産業からの循環型(closed-loop)リサイクルによる二次重要材料の調達で、その子会社のGaiaとBoon Comenor Metalimpexを活用していると公表した。

・現在、自動車は85%リサイクル可能だが新車生産に使われるリサイクル材は30%以下に過ぎない。

・Gaiaは触媒コンバーターから出る銅、ポリプロピレン、プラチノイドの循環型リサイクルを専門とし、Boone Comenor Metalimpexは自動車部品用の鉄やアルミのスクラップを回収している。Boone Comenor Metalimpexは修理や再生産による自動車寿命延長を重視している。電気自動車(EV)にとってバッテリー修理は重要な意味を持つ。Gaiaの専門バッテリー修理センターによると、EV価格の最大40%を占めるバッテリーはその99%のケースで修理が可能だという。

Based on Renault press release on April 11, 2024

2024年04月15日(月)

・欧州自動車工業会(ACEA)は4月10日、欧州の主要自動車メーカー(ルノー・グループ、DAF Trucks、イベコグループ、メルセデス・ベンツ、VW、スカニアなど)のCEOらが欧州委員会の気候担当委員と会談し、自動車部門のグリーン転換について協議したと発表した。 

・欧州の自動車メーカーとサプライヤーは、世界的な競争、コスト上昇、進化する電気自動車(EV)市場といった課題の中で、欧州での生産を維持することを目指している。これら課題を踏まえ、欧州は競争力を強化し、グリーン化とデジタル変革に向けたビジネスケースを構築しなければならないという。 

・欧州委員会が約束したこの円卓会議の目的は、グリーンディール実施に対する障壁を明らかにすることであった。参加者たちは、バッテリーEVと水素自動車を中心に、2040年までにゼロエミッションのトラックとバスを配備することの緊急性を強調した。また、技術の中立性は極めて重要であり、大型輸送では内燃機関が存続するとの認識も示された。 

・しかしながら、充電ステーションのようなインフラや、支援的なカーボンプライスの枠組みなどが不足しているため、二酸化炭素削減目標の達成は困難である。欧州自動車部門は政策立案者に対し、これらの懸念に対処するために野心的な行動をとるよう求めている。 

Based on ACEA press release