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2024年07月25日(木)

・スロベニア政府は7月24日、ルノーおよび同社のスロベニア製造子会社Revozのノヴォメスト(Novo Mesto)工場の代表者とともに、スロベニアでAセグメントハッチバックの電気自動車(EV)の新型「トゥインゴ Eテックエレクトリック(Twingo E-Tech Electric)」を生産するための覚書(MoU)に調印したと発表した。

・ルノーは同工場を電気自動車(EV)生産工場へと移行させるため、新しい設備と技術に投資する予定。

・MoUには、有形・無形資産への投資、開発、研究、技術革新、従業員の採用・再教育に対する補助金やインセンティブを通じた政府支援の可能性についても説明されしているという。

・新型「トゥインゴE-テック エレクトリック」は、2年以内に市場に投入される見込みで、購入奨励金を除いた価格は2万ユーロ以下になるものと想定される。

・ルノーグループのルノーブランド担当VPのHerbert Steiner氏は、「アンペアが開発したルノーの手頃な価格の新しいEV、将来の『トゥインゴEテック エレクトリック』は、2026年からここスロベニアで生産される予定だ。これはアンペア、ルノー、ノヴォメスト、そしてスロベニア政府と地方自治体による素晴らしい協力の成果だ」と述べた。

・今回の合意は、スロベニアがEV市場の主要プレーヤーになることを約束し、持続可能なモビリティを推進するために地元の専門知識と政府の支援を活用することを意味するとしている。

(Slovenian government press release on July 24, 2024)

2024年07月24日(水)

・ルノーグループは7月23日、同社の騒音・振動技術部門が騒音公害とそれに関連する経済や公衆衛生への影響の低減を支援するため、道路状況を地図化する「アパッチ」プログラムを開発したと発表した。「アパッチ」(舗装の音響特性とエネルギー効率の評価)は、道路を分析するケーシングを使って詳細な音響状態マップを作成し、地方自治体が的確な道路補修の決定を下すのに役立つという。

・ルノーグループは、Ile de Franceの騒音観測所(Bruitparif)と協力して道路音響の評価を行っている。フランスのSaint-Quentin en Yvelinesでの試験が成功した後、このプログラムは全地域に拡大され、現在30台の車両が「アパッチ」のケーシングを装備している。このプロジェクトは、フランス国内外の他の都市からも関心を集めているという。

・アパッチの分析により、騒音、二酸化炭素排出量、電気自動車(EV)の航続距離の間に直接的な関連があることが明らかになった。このプログラムでは、道路補修のコストと環境上の節約を定量化し、道路に1ユーロ投資すると、社会的騒音コストが17-20ユーロ節約できることを示している。例えば、パリの環状道路を改修すると騒音レベルが4つ下がり、3.5年以内にCO2排出量を相殺し、年間1万6,000トンのCO2を削減できるとしている。

・ルノーグループは非伝統的な分野を開拓し、新たなバリューチェーンを創造する。同社は技術を活用することで環境問題が解決するとみており、より多くのデータを処理することで、「アパッチ」のようなプロジェクトを強化できるAIの応用に期待をかけている。

Based on Renault Group press release

2024年07月23日(火)

・ルノーグループは7月18日、2024年上半期の世界販売台数が前年同期比1.9%増の115万4,700台に達したと発表した。欧州での好調な販売が奏功した。

・欧州での販売台数は84万7,623台と前年同期比で6.7%増加し、第3位を堅持した。

・欧州におけるルノーグループの販売台数に占める電動車の割合は 29.6% (前年同期比 4.3%ポイント増)となった。これは特にハイブリッドパワートレインの成功によるもので、その販売台数は大幅に増加した(2023年上半期比59.6%増)。

・電気自動車(EV)は、ルノーブランド販売のほぼ12%を占め、Cセグメント電気SUV「セニック(Scenic) E-Tech」やルノー「サンク E-テック(5 E-Tech)」などの新型車の発売により、下半期もさらなる成長を見込む。

・ルノーは、CセグメントSUVの「オーストラル(Austral)」とDセグメントSUVの「エスパス(Espace) E-Tech」ハイブリッドを中心に、CセグメントとDセグメントで勢いを増している。ルノーの販売台数の半分近くが電動化されており、EVとHVのバランスが取れている。ルノーは欧州ナンバー2のHVブランドであり、「クリオ(Clio)」、「オーストラル」、「キャプチャー(Captur)」がHVのベストセラートップ10に入っている。

・ルノーブランドは現在、欧州では「シンビオズ(Symbioz)」、「マスター(Master)」、「サンク E-Tech」、海外ではルノー「ダスター(Duster)」、「グランド・コレオス(Grand Koleos)」、「カルディアン(Kardian)」の発売に向けて準備を進めている。ダチア(Dacia)は2025年上半期にCセグメントSUVの「ビッグスター(Bigster)」をディーラーに納車予定。

・ブランド別の2024年上半期の販売台数を見ると、ルノーが8.2%増の53万5,238台、ダチアが4.0%増の30万9,816台、アルピーヌが47.7%増の2,569台だった。

Based on Renault press release