・ルノー傘下のパワートレイン製造企業HORSEは4月15日、ポルトガル・アヴェイロ(Aveiro)工場にパワーエレクトロニクスボックス(PEB)を生産する新たなラインを導入したと発表した。PEBは、ハイブリッド(HV)およびプラグインハイブリッド(PHV)エンジンシステムの主要コンポーネントであり、電気モーターを管理し、パワーインバーター、DC/DCコンバーター、制御電子機器、冷却などの重要なシステムを統合する。このイノベーションは、長年にわたる研究開発とアヴェイロ工場の40年にわたる自動車部品生産の専門知識に基づいている。
・アヴェイロ工場は、同工場初の静電気放電保護区域(EPA)である新しい組立ラインで年間6万ユニットのPEBの生産を目標にしている。生産は2025年までに23万ユニットに増加する見込み。HORSEは、ESD(静電気放電)保護の訓練やPEB組み立て用のVRシミュレーションなど、アヴェイロ工場のスタッフ向けの高度なトレーニングに投資してきた。PEBの組立ラインには、最適化されたオペレーションのために自律型プラットフォーム、デジタル制御、リアルタイムモニタリングが備わっている。