・人工知能(AI)開発を手掛ける英国のSecondmindは11月27日、マツダとの戦略的パートナーシップを拡大し、自動車の設計・開発において複雑化するエンジニアリングに対応するため、AIを活用したイノベーションを推進すると発表した。またマツダは、Secondmindの既存の投資家とともに、新たな1,600万ドルの資金調達ラウンドにも参加する。
・設計シミュレーションの所要時間や適合作業コストの削減から、車両ライフサイクルを通じたエネルギー効率や性能の継続的改善まで、Secondmindのソリューションはソフトウェア定義自動車(SDV)の設計・開発を最適化する。
・今回のパートナーシップ拡大は、システムエンジニアリングと検証プロセスをサポートするソリューションの研究開発と商業展開を中心に据え、設計・開発における仮想化技術の採用拡大により時間とコストの効率化を図るものである。
・また、この度の戦略的パートナーシップ拡大は、マツダの高度なAIの研究・教育戦略に対するサポートを強化することで、3年以上にわたる協力関係を構築するものである。パートナーシップの重要な要素としてSecondmindは、より高度なAIソリューションを自動車工学に取り入れるためにCambridge AIエコシステムへの案内役を務めるという。