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 ニュース
2024年09月02日(月)

・ジャガーは8月28日、バッテリー火災の危険性があるとして、米国でミッドサイズ電気SUV「I-Pace」2019年型モデルのリコールを発表した。対象は2,760台。最終的な対策がとられるまでの間、所有者に対し、車両を建物から離れた屋外に駐車するよう呼び掛けている。Detroit Newsが8月29日に報じた。

・暫定的な対策として、ディーラーは充電量を容量の80%に制限するよう、バッテリーエネルギー管理モジュールをアップデートする。ジャガーは同様の問題で現在までに3回のリコールを実施しているが、全てのモデルで今回の対策が必要となる。前回のリコールでは車両診断ソフトウェアを更新した。

・前回のソフトウェア更新の後に、米国において3件の火災が発生した。けが人は報告されていないという。

・提出書類によると、以前に改修された診断ソフトウェアを導入した車両の所有者は、その車両が熱の過負荷から保護されていると考えるであろうが、2019年型の車両では当てはまらない可能性があるという。

・「I-Pace」に搭載されるバッテリーは、LG Energy Solution (LGエナジーソリューション、以下LGES)がポーランド・ヴロツワフで生産した。LGESのバッテリーは現在、米国道路交通安全局(NHTSA)によって調査されている。

・GM、メルセデス・ベンツ、現代自動車、ステランティス、VWの5社が電気自動車(EV)やハイブリッド車のバッテリーが火災や車両停止を引き起こす可能性があるとしてリコールを発表したことを受け、NHTSAは2022年4月に調査を開始した。

・GMは2020年11月、少なくとも10件の火災が起きたことを理由に、シボレー「ボルトEV (Bolt EV) 」14万台超を対象とするリコールを開始した。

(Detroit News article on August 29, 2024) (NHTSA document on August 28, 2024)

2024年08月29日(木)

・ジャガー・ランドローバー(JLR)は8月23日、重要な先進運転支援システム(ADAS)の認知度を高めるため、運転者・車両規格庁(Driver and Vehicle Standards Agency: DVSA)と協力していると発表した。 

・JLRの調査によると、英国のドライバーの41%が、ADASがどのように機能するのか分からず、自分の車のセンサーを見つけられないことが分かった。また、多くのドライバーが、センサーがゴミや汚れでふさがれると、これらの安全システムが作動しなくなることを知らないことも明らかになった。 

・さらにDVSAは、ADASに関する情報を盛り込んでドライバー向けガイドブックやその他の文献を更新するとともに、この問題に対する認識を高めるための公開ガイダンスを発行している。 

Based on JLR press release

2024年08月08日(木)

・ジャガー・ランドローバー(JLR)は8月7日、工場の稼働休止期間に入ったと発表した。この期間中、生産ラインのメンテナンス作業が行われ、2024年内の効率的な操業を確保するという。

・メンテナンスに加え、JLRは英国のソリフル(Solihull)工場に新たな電気自動車(EV)生産用の3万平方メートルの追加工場を建設する。また、「レンジローバー・エレクトリック(Range Rover Electric)」生産用の新しいロボットを導入し、次世代EVの最終組立工場のアップグレードも行われる。

・ウルヴァーハンプトン(Wolverhampton)のElectric Propulsion Manufacturing Centre (EPMC)では、機械の移設や新技術の導入など、76以上の様々な活動を実施する予定。

・さらにJLRは、ヘイルウッド(Halewood)工場を電力のみを使用する施設に転換していく。スロバキアのニトラ(Nitra)工場でも、生産ラインの整備や新しい従業員用バスステーションの完成などのアップグレードを実施するという。

Based on JLR social media updates