Jaguar Land Rover (JLR)のすべて

 EV・自動運転
 生産拠点一覧
検索条件が指定されていません
カーソルを合わせてクリックすると拠点概要が表示されます
 ニュース
2024年03月21日(木)

・JLRは3月19日、Reimagine戦略の下で次世代電気自動車(EV)の開発をさらに加速させるため、英国のGaydonおよびWhitleyにある施設で電動化エンジニア250人を採用すると発表した。新規雇用されるエンジニアはすべて、JLRのGaydon Engineering CentreとWhitley にあるFuture Energy Labに拠点を置く予定。

・JLRはこの250人のうち40人以上をバッテリーエンジニアとして採用する見込み。バッテリーエンジニアは高度なエネルギー貯蔵システム、バッテリーセルの設計、セルスタック組み立てに加えて、JLRの次世代車両アーキテクチャ専用のバッテリーおよび電気システムに不可欠なハードウェアとソフトウェアも担当する。

・今回の新規雇用は、バッテリーセルの化学、設計、システムにおける同社の専門性を高め、主要顧客としてJLRにセルを供給するサマセット州にあるAgratasのギガファクトリーをカバーする最新のEVバリューチェーンを強化する。

・JLRが次に発売するEVは、ソリフル(Solihull)工場で生産される「レンジローバー エレクトリック(Range Rover Electric)」だという。

Based on JLR press release

2024年03月07日(木)

・複数の欧州メディアは3月2日、JLRが英国キャッスル・ブロムウィッチ(Castle Bromwich)工場でのジャガーのガソリンおよびディーゼルエンジン搭載車の生産を、今年6月で終了する計画だと報じた。同工場は、内燃エンジン(ICE)車の生産終了後も、ジャガー全モデルのボディパネルを生産する予定である。

・ジャガーのミッドサイズクロスオーバーSUV「F-Pace」、コンパクトSUV「E-Pace」、およびセダンの「XF」は6月まで生産が予定され、オーストリアのマグナ・シュタイヤー(Magna Steyr)が契約生産している電気自動車(EV) ミッドサイズSUV「I-Pace」は、2025年初めに生産を終了する予定だという。ジャガーのラインナップはSUVのみとなる予定で、「I-Pace」、「E-Pace」、「F-Pace」だけが2024年を通して販売されることになる。

・ジャガーの新型EVは2025年まで発売されない見込みであるため、ディーラーが常に新車の在庫を確保できるよう、同社は現行ラインナップから新ラインナップへの移行を厳重に管理するよう計画している。

Based on multiple sources

2024年03月07日(木)

・英国先進推進技術センター(Advanced Propulsion Centre: APC)は3月4日、ゼロテールパイプエミッション車技術に対する政府および産業界からの最新の資金援助について発表した。

・英Nissan Technical Centre Europeは英国の研究開発能力を構築するための電気自動車(EV)プログラム、メルセデス・ベンツ傘下の英YASAはBEVの回生ブレーキ用デュアルインバーターの開発、EMPEL Systemsは高効率自動車用インバーターおよびDC-DCコンバーターに使用される炭化ケイ素パワーモジュールの開発、JLRは将来の自動車プラットフォーム用の電気モーター、インバーター、トランスミッションのモジュールファミリーである次世代EDUツールキットの開発に対し、それぞれ資金援助を受けることになる。

・これら4つのイニシアチブの総プロジェクト費用は、7,150万ポンド(約135億円)となり、これには政府補助金の3,570万ポンド(約68億円)が含まれる。これらのプロジェクトにより、合計1,200人以上の雇用が創出または保護されると推定されている。重要なことは、これら製品が開発された結果、今後10年間で200万トン以上のCO2が削減されると予測されていることだという。

Based on Advanced Propulsion Centre UK press release