Ivecoのすべて

 生産拠点一覧
検索条件が指定されていません
カーソルを合わせてクリックすると拠点概要が表示されます
 ニュース
2023年05月26日(金)

・上汽集団傘下の南京イベコは5月24日、新型MPV「聚星(Fidato)」を発売した。全14グレードが設定されており、販売価格は13.68万元から。
・未来のテクノロジーを新しい設計言語とし、流れるようなスタイリングのボディに自動センシングLEDヘッドランプとスターダイヤモンドフォグランプを配し、ハイテクでスタイリッシュなデザインになっている。パノラマタイプの大型サイドウィンドウを採用し、電動スライドドアと電動補助ステップを装備する。車体サイズは全長4,998/5,364mm、全幅2,030mm、全高2,030/2,035/2,420mm、ホイールベース3,000/3,366mm。観音開きのバックドアはそれぞれ270°まで開くことができ、狭いスペースでも楽に荷物の積み下ろしができるようになっている。
・上汽のグローバルプラットフォームをベースに、高性能ディーゼルエンジン2.0L Power π (最高出力93/110kW、最大トルク320/375Nm)を搭載し、6速MTまたは9速ATを組み合わせる。駆動方式は前輪駆動。100kmあたりの燃料消費量は7.4L。10.25インチまたは12.3インチのHDタッチスクリーンを採用し、第3世代インタラクションシステムIVECONNECTを搭載する。一部のグレードは先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、キーレスエントリー、ワンキースタート、スマートウィンドウ、スマートワイパーなどを装備する。

南京イベコのWeChat公式アカウントおよびプレスリリースモデル情報に基づく

2023年05月25日(木)

・イベコ傘下でパワートレイン事業を手掛けるFPT Industrialは5月24日、電気自動車(EV)のスポーツクーペのマセラティ「グランツーリスモ・フォルゴーレ(GranTurismo Folgore)」に、前後アクスルを駆動する永久磁石モーター(最高出力300kW)3基が搭載されると発表した。最高出力は761hpに達する。FPT Industrialはマセラティとの提携下で、マセラティ・ブランド初の電動パワートレインシステムを開発した。
・マセラティと共同開発したeアクスルは、フロントにシングルモーター、リアにデュアルモーターを搭載し、最高水準の出力密度(最大4.83kW/kg)を実現。生産はイベコグループで最初にカーボンニュートラルを達成した伊トリノ(Turin)の電動パワートレイン工場で実施している。
・フロントに搭載するシングルモーターのeアクスル「eAX 300-F」は、最高出力300kW超、最大トルク3,100Nmを発揮。パーキングロックシステム付きギアボックスを採用して安全性を高め、駐車中にクルマが動き出すの防いでいる。リアに搭載するデュアルモーターのeアクスル「eAX 600-R」は、最高出力600 kW超、最大トルク6,500Nmを誇る。特許を取得したリアアクスルに、2つのモーターが組み込まれ、トランスミッションはない。この設計により、前後それぞれのモーターのみが駆動するため、前後トルクを独立してコントロールできるとしている。
Based on FPT Industrial press release

2023年05月10日(水)

・イベコ(Iveco)は5月9日、米国の新興電気自動車(EV)メーカーのニコラ(Nikola)との合弁工場であるウルム(Ulm)工場の全株式を取得すると発表した。
・イベコはニコラと共同開発の電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の車両制御ソフトウェアへのアクセス権に加え、開発継続に向けたライセンスを取得するという。
・一方でニコラは、イベコから北米向け「イベコS-WAY」トラック技術ライセンスと関連部品の供給を受ける。またイベコ傘下でパワートレイン事業を手掛けるFPT Industrialと共同開発した第1世代のeアクスル技術について、知的財産権を共同所有するという。
・今後について、イベコが資金調達ファンド「GATE」などを通じて電気・燃料電池トラックの欧州での展開に特化する一方で、ニコラはHYLAブランドを通じた車両や水素インフラの整備など、北米での事業に集中していく計画となっている。
・イベコは合弁会社の株式を現金(3,500万米ドル)とニコラ株式(2,000万株)で取得し、今後の戦略に必要な資金をカバーしていく。またイベコは2023年第1四半期の決算で、4,400万ユーロの一時費用を計上する予定となっている。
Based on Iveco Group press release 1/ 2