・トルコの大手商用車メーカーAnadolu Isuzuは6月4日、環境負荷の少ないリサイクル可能なバイオ由来の成分を含んだ素材を車両生産に採用すると発表した。
・採用するKomporize社による素材は、茶の収穫・加工の工程で出される茶繊維を使用している。茶の収穫時期には、黒海周辺で大量の茶繊維が破棄されている。
・Anadolu Isuzuはコジャエリ(Kocaeli)工場で採用素材を使った部品の試作を完了している。都市間輸送向けバス「Kendo」のエアダクト部分に茶繊維由来の成分を含む素材を採用する予定で、既に部品の評価も開始しているという。
・環境にやさしく、丈夫かつ信頼性の高い代替品として多くの分野でプラスチックの代わりに使用できるという。
Anadolu Isuzu press release
いすゞのすべて
・トルコの大手商用車メーカーAnadolu Isuzuは6月3日、トルコで開催された展示会Busworld Turkey 2022 (5月26-28日)で複数のバスを出展したと発表した。公共交通機関向け「Citiport」、輸送向け「Toro」、公共交通機関向け電気バス「NovoCITI Volt」と都市間輸送向け電気バス「Kendo」、CNG代替燃料システムバージョンも含めた「Interliner」が展示された。
・Anadolu Isuzは市場ニーズに合わせて電気自動車(EV)バージョンとCNGバージョンを用意したという。トルコのコジャエリ(Kocaeli)工場で生産し、45カ国に輸出している。
・今後はグローバルでの成長目標に沿って中型バスの販売と輸出を拡大させ、新たな市場に参入していく計画だという。
※画像をクリックすると拡大します
Anadolu Isuzu press release
・三菱ふそうの5月24日の発表によると、三菱自動車、日産、三菱ふそう、いすゞ、トヨタの5社はインドネシアでの電動化車両普及促進のために、バリ島で共同プロジェクト「EVスマートモビリティ・ジョイントプロジェクト(EV Smart Mobility – Joint Project)」に取り組むと発表した。
・同プロジェクトは炭素排出量削減、大量輸送の主要な手段のひとつとしての電動化車両の導入や普及、エコツーリズムを通じたインドネシアの観光業の更なる活性化で支援する。年内にバリ島で開催されるG20サミットでのインドネシアの主導的役割もサポートする。
・7月から始まるG20サミット関連の様々なイベントと連携し、各社はそれぞれ、乗用車・商用車の旗艦電動化モデルを提供していく。
(From Mitsubishi-Fuso press release on May 24, 2022)